2009年01月27日

今一度振り返ってみる

 01月23日『結局、困った話』に取り上げた注文していた2冊のテキストが本日入手できたので、今日一日、本書を読み漁っていた。

 その一冊は「パーソナリティ障害―いかに捉え、いかに対応するか (新現代精神医学文庫)」は医学専門書。もう一冊の「統合失調症 本当の理由」は地理・物理学の理学博士が分子レベルでの研究による正常分子医学による栄養療法プログラムとの併用された研究の最前線を記述されたもので、東京大学出版のそれと引けを取らないレベルで分子生物学や生化学で扱う名前がずらりと記述されたもの。

 選んだ本は当たりだった。¥4520のコストと、¥5000前後の専門書を買うより密度が高いものだった。それは10歳の頃から調べていた手前、それまで長い間わからなかったのに、ここまでわかった来たとは凄い。

 そこで、本腰を入れる前に、ここで、自身について今一度振り返ってみようかと思う。

 私は、胎児期には被虐待児症候群に至っていた胎児記憶を持ったまま行き続けるほどの被虐待児サバイバーで、被虐待児サバイバー二世で極めて稀なパターンを持つ。

 私が持つ障害については、成長過程において引き起こされるべき障害は淘汰することが出来たために「重度のC-PTSD」と「大きな質量を持つトラウマ」以外は障害は残っていないと言って来た。

 結論から先に言えば、そもそも「自我そのもの」がない私には人格障害や精神病というものはない被虐待児症候群のサバイバーで、重度のC-PTSDや極端な性嫌悪症の発作や、解離やストレスから生じる身体機能性障害などがある


 厳密にいえば、『被虐待児になるとどうなるのか?』で示した、発生しうる障害を、クリアしており、判断基準ではその障害に該当しないものとなっている。

 つまり、その障害が引き起こる状態が嫌だったがために、その引き起こる障害について拒絶して対応して治してきたという話で、つまるところ、終着駅である、DIDやC-PTSDにも対応できるよう努力してきた。

 DiD(解離性同一性障害)は、トラウマが由来となった自己殺傷傾向で自我を常に殺してしまう傾向にあった。それは理屈上の道理に沿わない自我が大嫌いだったから殺傷してきたわけだが、その方法は治療法の方法と同じ殺傷法である。だから、DIDの障害は出なかった。DIDの障害とは多重人格障害で記憶がないといったものだが、これは私にはなかった。

 むしろ。転換性や身体機能性障害として発生した。この当時にはわからなかったが、出産方法が悪かったための出産時の影響か、生まれつき脊髄が損傷され非常に弱かった(全身の「椎」にヘルニアを持つ)のも原因だったかもしれない。脳は検査してもどこにも異常はないことがわかっているため脳の損傷は見られない。

 自我は胎児期の頃に自己殺傷で殺してきたから、「自我そのもの」がない。このことからも、パーソナリティ障害や精神疾患は起きなかったが、身体のシステムの障害は起きていた。

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posted by 0≠素子 at 02:24| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月26日

統合失調症患者に朗報

 統合失調症は、世界的に見ても急増している疾患で、特に都市部でのその傾向が顕著に見られ、日本でも同じ現象が見られているという。

 精神医学では長年精神病理として扱っており、検査機器で調べることが出来るようになってからは脳神経系では脳神経系の損傷による障害と見られていたが、生物学的な試みによる分子レベルの研究では、「遺伝子と代謝機能の不全のための障害」と見ている。

 分子レベルの研究では、ヒトゲノム解読以降に研究されたヒトゲノムマップに基づき、SNP因子などを元に研究されており、まだ完全解明とまではいかないが、統合失調症患者における分子レベルの原因がかなりの領域において解明できている。

 但し、物理現象による原因(分子レベルの原因と流れ)は解明できても、人は一人ずつ遺伝子からしても代謝機能が異なり、必要な栄養素の種類も異なる。個々の発生原因には個人差があり、遺伝子と代謝機能を調べた上で医療プログラム(一例:正常分子医学による栄養療法のオーソモレキュラー・プログラムなど)を適用した上で治療を進めれば、個体内の物理環境の条件値を揃えるので、障害は治る。

posted by 0≠素子 at 22:50| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

回避性人格障害

 回避性人格障害(avoidant personality disorder)患者は拒絶に対して極端な感受性を示し、それがために社会的に引きこもる。彼らは非社交的であるのではなく、人と交際することを強く望むが恥かしがり屋であり、無批判に受容されるという強い保障を異常なほど必要とする

### 一例 ###

 その状態は、日常生活において表す。はんろん例えば社会問題についての議論や科学の討論などの場で見る事が出来る。

 即ち、この障害を持つ人は、、議論上で討論することが出来ない。質問に答えることも出来ない。質問について、わからないことについて、そのまま「わからない」と答えることも出来ない。質問することも出来ない。

 このような人は、一般に劣等感を持っているように見られる。ICD-10ではこのような患者は、不安性人格障害(anxios personality disorder)と分類される。


### DSM-IV-TR の 301.22
  失調型パーソナリティ障害の判断基準 ###

社会的制止、不全感、および否定的評価に対する過敏性の広範囲な形式で、成人期早期までに始まり、種々の状況で明らかになる。以下のうち4つ(またはそれ以上)によって示される。

(1)批判、否認、または拒絶に対する恐怖のために、重要な対人接触のある職業的活動を避ける。

(2)好かれていると確信できなければ、人と関係を持ちたいと思わない。

(3)恥をかかされること、またはばかにされることを恐れるために、親密な関係の中でも遠慮を示す。

(4)社会的な状況では、批判されること、または拒絶されることに心がとらわれている。

(5)不全感のために、新しい対人関係状態で静止が起こる。

(6)自分は社会的に不適切である。人間として長所がない。または他の人より劣っていると思っている。

(7)恥ずかしいことになるかもしれないという理由で、個人的な危険を犯すこと、または何か新しい活動に取り掛かることに、異常なほど引っ込み思案である。

*(「DSM-IV-TR 精神疾患の診断・統計マニュアル第4版、本文改訂版」「Diagnostic and Statistical Munual of Mental Disorders, 4th edition, Text Revision : DSM-IV-TR」より転載)

 疫学によれば、回避性人格障害の有病率は1から10%で、一般的によく見られる。性別や家族性について有用な情報はない。臆病な気質を持つと分類された幼児は、活動−接近(activity-approach)尺度で高得点を示した子供よりこの障害になりやすい。

 診断において、臨床的面接における最も著しい所見は、面接者と話すことについての患者の不安である。患者の神経質で緊張した態度は、面接者が彼らに好意を持っているかどうかで態度が変化するようにみえる。

 患者は面接者の意見や支持に揺らぎやすく、説明や解釈を批判とみなしてしまう。

 他者による拒絶への過剰な感受性は、回避性人格障害の中心となる臨床的特徴である。この障害のある人は、人との交際において暖かさと安全性を求めるが、拒絶の恐れを主張することで交際の回避を正当化する。

 人と話をしているとき、彼らは不安と自信のなさを表し、控えめな態度で話す。彼らは拒絶に対して過度に用心深いため、大衆の面前で話すことや、他者から要求されることを恐れている。また、他者の解釈を軽蔑、あるいは嘲笑と捉えがちである。どのような要求であれ、それが拒絶されると、引き篭り、傷つけられたと感じる。

 この障害を持つ患者は、職業生活においては、しばしば脇に回るような仕事をする。彼らは十分な昇進を達成したり、権力を行使することは滅多にない。その代わりに、職場では彼らは単に内気で、しきりに人に気に入られようとする。

 この障害のある人は、無批判に受け入れられると強く保証されない限りは、一般に新しい人間関係を持ちたがらない。結果的に、彼らはしばしば親密な友人も、私的な問題を相談できるような信頼の置ける友人を持っていない。

 鑑別診断においては、孤独を好むシゾイド人格障害者と比較すると、回避性人格障害患者は、社会的関係を求める。回避性人格障害患者は境界性や演技性の人格障害患者のように要求的、易刺激的あるいは予測可能ではない。

 回避性人格障害と依存性人格障害は同類である。依存性人格障害患者は、回避性人格障害患者より、いっそう見捨てられることと、嫌われることについて強い恐怖感を持つと推定される。しかし臨床像では判別できないことがある。
 
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2009年01月25日

失調(統合失調)型人格障害

 失調型人格障害(schizotypal personality disorder)の人は、精神医学の専門家でない一般の人の目にとってさえ、著しく風変わりで奇妙に見える。魔術的思考、風変わりな信念、関係念慮、錯覚と現実感喪失は、失調型人格障害患者の日常の一部をなす。

 統合失調症型人格障害は日本精神神経学会で採用されている用語である。


### DSM-IV-TR の 301.22
  失調型パーソナリティ障害の判断基準 ###

A. 親密な関係では急に気楽でいられなくなること、そうした関係を形成する能力が足りないこと、及び、認知的、または、知覚的歪曲と行動の奇妙さのあることの目立った、社会的および対人関係的な欠陥の広範な様式で、成人早期までに始まり、種々の状況で明らかになる。以下のうち5つ(またはそれ以上)によって示される。

(1)関係念慮(関係妄想は含まない)

(2)行動に影響し、下位文化的規範に合わない奇妙な信念、または魔術的思考(例:迷信深い事、千里眼、テレパシー、または「第六感」を信じること。)

(3)普通でない知覚体験、身体的錯覚も含む。

(4)奇妙な考え方と話し方(例:あいまい、まわりくどい、抽象的、細部に拘りすぎ、紋切り型)

(5)疑い深さ、または妄想様観念。

(6)不適切な、または限定された感情

(7)奇異な、奇妙な、または特異な行動または外見

(8)第1親族以外には、親しい友人または信頼できる人がいない。

(9)過剰な社会不安があり、それは慣れによって軽減せず、また自己卑下的な判断よりも妄想的恐怖を伴うことがある。

B. 統合失調症、「気分障害、精神病性の特徴を伴うもの」、他の精神病性障害、または広汎性発達障害の経過中にのみ起こるものではない。

注:統合失調症の発症前に基準が満たされている場合には「病前」と付け加えられる。例:「失調型パーソナリティ障害(病前)」

*(「DSM-IV-TR 精神疾患の診断・統計マニュアル第4版、本文改訂版」「Diagnostic and Statistical Munual of Mental Disorders, 4th edition, Text Revision : DSM-IV-TR」より転載)

 疫学においては、人口の約3%に発生し、性比は知られていない。対照群に比べ、統合失調症患者群との生物学的血縁関係が高く、二卵性双生児よりも一卵性双生児で発生率が高い。(ある研究では4%対33%)

 勿論、統合失調症の研究においては、真っ先に取り上げられるものが生物学的血縁関係による研究で双子の研究の例がまず取り上げられる。これについては後日、『わかりにくい統合失調症』で取り上げる予定としている。

 失調型人格障害は、患者の奇妙な思考や行動、外観の特色に基づいて診断される。患者の意思疎通の仕方が通常と異なっているため、病歴聴取は困難なことがある。

 失調型人格障害患者では思考と意思疎通が阻害されている。あからさまな思考障害はないものの、彼らの話は独特で一風変わっていて、彼らにだけ意味を持つような、しばしば解釈を要するものであったりする。

 統合失調症患者と同様に、失調型人格障害患者は自分自身の感情に無頓着だが、他者の感情はおそろしく敏感に感知し、特に怒りのような陰性感情には敏感である。

 迷信的であったり千里眼の力を主張したり、思考や洞察力の特殊な力を備えていると信じていたりする。内的世界は想像上の生々しい関係や、子供じみた恐怖感や空想で満たされている。彼らは錯覚、即ち大視症があることを認め、他の人が木か何かで出来ているように思えると告白したりする。

 失調型人格障害患者の対人関係は乏しく、しかも場違いな行動を取ったりするため、孤立し、友達がいるとしてもごくわずかである、患者は境界性人格障害の特徴を示すことがあり、実際に両方の診断が下されることもある。

 ストレス下では、失調型人格障害者はそれを代償できず精神病症状を呈することもあるが、それは通常短期間である。重症例では快楽喪失と重篤な躁鬱状態が存在する。

 鑑別診断においては、理論的には、失調型人格障害の患者は、行動、思考、認知と意思疎通における奇妙さの存在、そしておそらく明瞭な統合失調症の家族暦の存在によって、シゾイド人格障害や解離性人格障害患者とは区別されうる。

 失調型人格障害患者は、精神病症状がないことにより統合失調症患者とは区別される。仮に、精神病症状が現れても、それらは短期間で断片的である。

 失調型人格障害と境界性人格障害の両方の判断基準を満たす患者もいる。

 妄想性人格障害患者は、猜疑心の強さによって特徴付けられるが、失調型人格障害者患者にみられる奇妙な行動はない。

 
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わかりにくい統合失調症を取り扱う前に

 統合失調症は昔から精神病理で重点的に研究されてきた1つの障害に当たる。

 その歴史の流れ上、一言で説明するには不可能となる。

 そこを一言で説明しようとすれば、統合失調症は脳神経系のバイパスの破損である。原因はわからないが脳が損傷していくケースや脳内でエラーを起こすことが検査によってMRIやPETなどで確認することが出来る。

 脳の大部分が損傷を受けたり、破損箇所が前頭葉など致命的なところを破損したことが原因で、一般常識では考えられないような、奇怪な事件や凶悪犯罪を犯してしまう可能性もあることが米国の犯罪研究によって報告が上がっている。

 しかし、「脳の基本的なシステム」と「パーソナリティ」はまた別のものであって、統合失調症は脳の神経系のバイパスの損傷による障害であるから、実質の因子は、「人格(パーソナリティ)障害」であると想定するのが妥当で、DSM-IV-TRでは、人格障害をモデル化し個別に振り分け、2つ以上の併合する人格障害や合併症が伴う可能性が高いものも取り上げられており、これらのモデルを構造的に組み立てて分析し予測を立てながら対処することが求められている。

 何分、わかりにくいものであるので、本頁をINDEXに指定しながら、データを取り上げていく。


### 今回の個人研究の流れについて ###

社会の天敵になりやすいパーソナリティー障害』−2009年01月22日
人格(パーソナリティ)障害とは』−2009年01月23日
こういうときに困る話』−2009年01月23日
結局、困った話』−2009年01月23日
迷うところの話』−2009年01月24日
統合失調症患者に朗報』−2009年01月26日


* 更新毎に再更新する。

posted by 0≠素子 at 20:48| わかりにくい統合失調症 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

身体機能性障害と性機能不全

 ちゃんと調べてみると、改めて専門書を探さなくても、「カプラン・臨床精神医学テキスト」の中に専門的な学術が示されてあり、実は、いつでも取り上げることが出来る状態にある。

 身体機能性障害は、実のところは、解離性障害の「解離」から引き起こされる現象の1つである。

 実のところ、身体機能性障害については、10代の頃から患っている障害になる。その原因が元々脊髄が弱いことが原因でヘルニアだっただんてことで、これがそれまで検査などでわからなかったために生じていたものであり、これは今世紀に入ってからわかった。

 それまで、通院の診断からヘルニアのせいにされてきたためヘルニアのせいなっており、寝返りを打つだけで腰椎を痛めてしまうために脳髄液減少症にいたりやすいことがわかったが、C-PTSDのリサーチにおいて関連する「解離」を調べているうちに身体機能性障害の可能性が出てきていた。

 「カプラン・臨床精神医学テキスト」の中に挙げられたそれは、診断基準に綺麗に当てはまる。

 即ち、解離現象を引き起こした際に、私が生じさせる「それ」は、主に「身体機能性障害」である。


 予測したとおりやはり環境が荒れている状態なので、併用して挙げていくことも考えている。


 ま、世の中、人騒がせで迷惑な、人格障害を持っている人たちは、男女問わず、多いね。
posted by 0≠素子 at 18:10| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月24日

迷うところの話

 それは『社会の天敵になりやすいパーソナリティー障害』が切っ掛けになって始めた『人格障害者から受ける被害から身を守るために』のデータであるが、ここではDSM-IV-TRの判断基準を基に定義された者を土台としてとりあげている。

 『人格障害者から受ける被害から身を守るために』では、取り始めに、各障害のモデルについて取り上げていっている最中であるが、これは基本を押さえるためであり、全体図を把握できるようにするために取り上げていっている。

 ここで問題になるのは、現実ベースにおいては、パーソナリティ障害を引き起こしている人物の設計図を紐解けば、1つの人格障害に止まらず、2つ以上の併合症や合併症や認知障害などが含んでいる事にあり、社会における問題を引き起こしている原因の一つとして、パーソナリティ障害を引き起こしている人物の対人関係を紐解けば、その生態系スールでは他のパーソナリティ障害を引き起こしている人物との共生が成り立っており、他のパーソナリティ障害と競合ないし生存競争を行っていることにある。

 そういった問題上、『人格障害者から受ける被害から身を守るために』では一通りデータを挙げていく予定にしている。

 しかし、ここで問題点として挙げられるのは、パーソナリティー障害を持つ多くの人々に見られる傾向は、2つ以上の併合症や合併症や認知障害などが含んでいる事にある。

 特にBDPの場合には、人格ベースが不安定であるために併合症や合併症や認知障害などに大きく影響されやすく左右されやすい。

 またシゾイド系である場合、精神病理になれば統合失調症になるわけだが、『こういうときに困る話』で取り上げたように、たいていの分析的臨床家は今もシゾイド人格障害統合失調症型、そして回避性パーソナリティ障害という診断をシゾイド性格の非精神的バージョンと見なし、統合失調症、統合失調様障害、そして統合失調−感情障害という診断をシゾイド機能の精神病水準と見なし続けていると言う。

 統合失調症といえば、『結局、困った話』で取り上げたように、精神病理のうち難問となっている研究の1つとして昔から重点的に研究されてきたが、分子レベルの研究が可能になった今でも、まだ解明されていない。

 昨年の12月のディスカバリーチャンネルの人間科学の特集では、凶悪犯罪を科学で検証された特集のうち、連続殺人犯の原因として統合失調症が槍玉に挙げられていたが、これは大部分の脳の損傷が至ったために生じたもので、前頭葉の大部分が破壊されたために生じたものであると報告されている。

 しかし、私から見れば、元の人格境界性人格障害から妄想性人格障害や失調(統合失調)型人格障害を引き起こした末に脳の破損によって統合失調症に至ったのではないかと試算した推測がある。

 凶悪犯罪において統合失調症が槍玉に当てられる経緯については、物理で考えれば完全否定できるものではないから、私には「可能性がある」としか言えない。

 しかし、統合失調症が引き起こすものではなく、統合失調症は脳を調べる事によってわかるだけあって、それはあくまでも脳システムのバイバスによる障害であって、因子は個人が持つ人格障害から発する。

 即ち、統合失調症そのものが問題を引き起こす真相犯人ではないわけで、統合失調症はそれはあくまでも脳システムのバイバスによる障害であって、因子は個人が持つ人格障害から発するから、真相犯人は個人が持つ人格障害である。

 とはいえ、現実ベースでは、統合失調症の系と人格障害の兼ね合いから発している問題が大部分にいえる話で、大きな問題を引き起こしているものの大概のものにはこれが言える。

 それに対し、統合失調症の系と人格障害の兼ね合いから発している問題ほど大きな問題沙汰とはならないが、シゾイドの系から問題が発生していることもある。 − これには障害になるかならないかは個人の対応によって大きく異なる。

 これらのことから、本来なら平衡してみていったほうがよいのだろうが、境界性だけでも複雑な系となるから、気が遠くなるほどの作業が必要となり、面倒なものとなる。

 人格障害についての専門書である場合、たいていは包括されて記述されているが、理学的にモデルとして整理していくと、かなり複雑な系であることがわかる。

 特に境界性では統合失調症を患っているケースもあることは知られるあたりである。

 統合失調症は、専門課程では昔から精神病理として有能な研究者が研究してきた統合失調症についても、現在は脳科学や脳医学の系において研究が行われている仮定である。

 困ったことに容易に手に入りやすい安値でお手軽な科学書では、実際は脳の損傷から発生するものであるのに、「後ろの幽霊は統合失調症」などといった容易に扱っているものがあるため、統合失調症について大きな誤解を生んでいる。

 先にも挙げたように、たいていの分析的臨床家は今もシゾイド人格障害統合失調症型、そして回避性パーソナリティ障害という診断をシゾイド性格の非精神的バージョンと見なし、統合失調症、統合失調様障害、そして統合失調−感情障害という診断をシゾイド機能の精神病水準と見なし続けているぐらいだ。

 統合失調症といっても、脳のシステムの一部の破損で生じる障害であるので、統合失調の系は複雑な系となっている。多くの人々は脳神経系の破損というのがどのような意味を示すのかよく理解できていない。

 例えれば、半導体やコンピューターのシステムと同じで、一部の破損で障害が生じる。特にそういった技術は模擬された代謝工学による技術なので、人体の神経伝達も機械の情報伝達と類似している。

 人体の場合、脳内にある脳細胞は再生が出来ない事で知られる。だから、一度破損してしまえば治療するのが難しいものとなっている。

 統合失調症そのものが問題を引き起こす真相犯人ではないわけで、統合失調症はそれはあくまでも脳システムのバイバスによる障害であって、因子は個人が持つ人格障害から発するから、真相犯人は個人が持つ人格障害であると仮定すると、平衡してあげていったほうがよいのかもしれないが、そうなると、とんでもなく大掛かりな大系となる。

 これをやってしまうと、いくつものスケールが重複する大系が幾つも重複する事になり、スケールの設定でとてもわかり辛くなる。

 このため、現在では、統合失調症についてのデータは差し控えている。

 何分大掛かりなものであるので、整い次第取り上げる予定にはしている。


 大変な作業になるだろうが、地道に、ぼちぼちとやっていこうと思う。

posted by 0≠素子 at 15:21| 私的な見解について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

依存性人格障害

 依存性人格障害(dependent personality disoder)の人は、自分の要求を他者の要求より軽視し、生活における重要な領域の責任を他者に預け、自信に欠け、長い時間独りでいると激しい不安を感じる事がある。

 この状態は受動−依存性格(passive-dependest personality)と呼ばれてきた。

 フロイトは、依存、悲観、性への恐怖、自己不信、受動性、被暗示性、忍耐のなさによって特徴付けられる、人格における口唇依存の次元を記述した。

 フロイトの記述は、DSM-IV-TRの依存性人格障害の診断区分と類似している。


### DSM-IV-TR の 301.6
  依存性パーソナリティ障害の判断基準 ###

面倒を見てもらいたいという広範囲で過剰な要求があり、そのために従属的でしがみつく行動を取り、分離に対する不安を感じる。成人期早期までに始まり、種々の状況で明らかになる。以下のうち5つ(またはそれ以上)によって示される。

(1)日常の事を決めるにも、他の人たちからありあまるほどの助言と保証がなければできない。

(2)自分の生活の殆どの主要な領域で、他人に責任を取ってもらう事を必要とする。

(3)支持または是認を失うことを恐れるために、他人の意見に反対を表明する事が困難である。(:懲罰に対する現実的な恐怖は含めない事)

(4)自分自身の考えで計画を始めたり、または物事を行う事が困難である。(動機または気力が欠如しているというより、むしろ判断または能力に自信がないためである)

(5)他人からの愛育および支持を得るために、不快なことまで自分から進んでやりすぎてしまう。

(6)自分の面倒を見る事が出来ないという誇張された恐怖のために、一人になると不安、または無力感を感じる。

(7)1つの親密な関係が終わったときに、自分を世話し支えてくれる基になる別の関係を必死で求める。

(8)自分1人が残されて、自分で自分の面倒を見ることになるという恐怖に、非現実的なまでにとらわれている。

*(「DSM-IV-TR 精神疾患の診断・統計マニュアル第4版、本文改訂版」「Diagnostic and Statistical Munual of Mental Disorders, 4th edition, Text Revision : DSM-IV-TR」より転載)

 疫学によれば、依存性人格障害は女性が男性より多い。ある研究は、すべての人格障害のうち2.5%がその基準を満たすと診断した。年少児が年長児より一般的である。幼児期に慢性の疾患のある人は、この障害になりやすい。

 面接では、患者は従順なように見える。彼らは協力的で、特殊な質問も歓迎し、そして指示に従おうとする。

 依存性人格障害は、依存的で従順なさまざまな行動様式によって特徴付けられる。この障害のある人は、他者からの過剰な忠告と元気付け無しでは決断できない。

 依存性人格障害患者は責任のある立場を避ける。指導的立場に立つように頼まれると不安になる。彼らは従うことを好む。この障害の患者は自分の裁量で行う仕事に耐えることは困難であるが、他者のためにそれらの仕事を行う事は簡単であると感じる。

 この障害である人は、独りで居ることを好まないので、彼らは依存できる人を探し出す。即ち、この対人関係は他者に密着する必要性ということに関しては歪められている。

 二人組精神病(folie a deux)では、二人組みの1人は通常依存性人格障害であり、この従順な相手は自分が依存している、より攻撃的で強引な相手の妄想的な体系を取り入れる。

 悲観主義、自信なのさ、受動性、性的、攻撃的な感情に対する恐怖は依存成人額生涯患者の行動を特徴付ける。虐待する、不誠実な、あるいはアルコール依存症の配偶者を持つ患者が密着(感)を失うまいと長期間我慢している事がある。

 但し、診断過程においては、環境の条件値からそのように至っているケースもあり、実質ではこれに当たらない場合には、誤診における被害を患者に与えてしまうので要注意となる。

 依存という特性は、多くの精神的障害で見出されるため、鑑別判断が難しい。依存は演技性や境界性の人格障害で目立つ要因である。

 しかし、通常、依存性人格障害患者は一連の人々よりもむしろ彼らが依存している1人と人と長時間の関係を持ち、明らかな操作的な傾向はない。

 シゾイドと失調型の人格障害患者は回避性人格障害患者と鑑別できない事がある。

 依存的行動は、広場恐怖患者にも生じうる。しかし、顕著な不安あるいは恐慌を示す傾向がある。

 依存性人格障害の経過については殆ど知られていない。親密な指導無しでは独立して行動する事が出来ないため、患者の職業機能は傷害される傾向がある。社会的対人関係は依存できる人に限定され、自分自身を主張できないので多くは身体的あるいは精神的虐待を経験する。彼らは依存する人がいない状態が継続すると、大うつ病障害になる危険性がある。しかし、治療による予後は期待できる。

 依存性人格障害の治療は、しばしば成功するからだ。

2009年01月23日

結局、困った話

 『こういうときに困る話』に続く話。

 それはシゾイドの定義が全く違ったものを見てしまったことからに始まる。

 上記に挙げた構造系のプロファイルのモデルと謳われたNancy McWilliamsの「パーソナリティ障害の診断と治療」には判断基準の添付がなかったから尚更わからなくなったこともある。おそらく、判断基準が誤診などの障りがあるのなら、いっそのことそのラベルを取り払ってしまえの定義で著作されたのかもしれない。

 定義の違いとは、シゾイドはICD-10においてもDSM-IV-TRにおいても一定して人の絆を必要としない。しかし、本書では「内面では求めている」といった流れで、判例も「カプラン・臨床精神医学テキスト〜DSM-IV-TR診断基準の臨床への展開」で挙げられた物と全く違うプロファイルものだった。

 また前者が人文社会科学系の学者に対し、後者が理・工学系の技術者で、前者では芸術系の才人や社会科学の学者の例が挙げれ、後者では、一匹狼で生きてきており、元々一人で研究していたが研究課題の拡大で人材を教育する新しい役目を担えるようになるために促されたというものだった。

 で、技術系となると、即実践になるので、時間が限られるだけ、即仕事がやれなければ話に成らんという話になるから、面倒見が悪いとか不親切だといわれるのがおかしいと思うんだよね…私は。後者が部下たちに非難される意味がわからないという話は当然の話で、やれて当たり前の話となる。説明するのも短時間では済まず大変だから、そりゃ嫌がるさ。技術系はみんなそうだよ。 − これが障害だって言うのなら、うちの旦那も含めて技術系はみんなシソイドになってしまう。

 で、プロファイルのパターンや性質は全く違うものなんだよね…。


 『こういうときに困る話』の過程上、シゾイドでさえ矛盾が生じていたので、統合失調の系の科学データが掲載されているテキストや科学書を探したんだけれど、なかなかない。

 「カプラン・臨床精神医学テキスト〜DSM-IV-TR診断基準の臨床への展開」の統合失調症を見ると、いやはや、生物学上、且つ、医学上、物理そのものにおいて、物理的に難しいんだね…。

 ICDやDSMの判断基準以外に、判断基準が少なくとも5つあって、「指数」に「可変基準」に「現象診察」がある。無論、MRIで脳の動きを見ることによっても見て取れるから脳科学の試みのデータもある。

 それらのデータには、昔から読み親しみなれてきた、マイヤー、サリヴァン、クレッチマー、ラングフェルト、シュナイダー、ヤスパースの名前が並ぶ。 − 当時から彼らの議論や彼らの説と対比させ論考された本書が数多く出ていたが、こんなに要約されると何だか理論が寂しい気がする。このうち、研究スタイルではシュナイダーを好んでいた。

 で、最近ではより詳しくわかっているわけで…。最近発刊された脳科学のテキストのデータも仕入れているが、原因は未だ解明されていない。物理が物理なんだから診断基準の仮定もあやふやになりがちであるのも頷ける。こりゃ、難しいわな…。

 勿論、人体構造のメカニズムは分子レベルまで詳しいことがわかっているので、代謝工学的な手法を用いて解決する事はそう難しくはない。また、心身ともに鍛えて強くすれば、こういった障害は起きにくくなるのは自然な話。

 問題とされるのは治すためのガイダンスが必要なのではなく、理論定義の正しい解釈の仕方である。おそらく全体図を把握できなければ、理解しきれないのだろうと考えている。

 そこで、BDPの併合症や合併症等のデータ収拾も兼ねて、とりあえず下記の二冊を仕入れることにした。

### 入手予定のもの ###
「統合失調症 本当の理由」ハロルド・D. フォスター (8月, 2008)
「パーソナリティ障害―いかに捉え、いかに対応するか (新現代精神医学文庫)」林 直樹 (5月, 2005)

 本当は、「カプラン・臨床精神医学テキスト〜DSM-IV-TR診断基準の臨床への展開」では統合失調症についてのデータだけでもp.516-549とp.33も割かれて気が遠くなるほどずらりと挙げられてあり、それに関連するページはあちらこちらに存在する。

 本来ならこれ一冊でも十分なだけのデータ量なのだけれども、いかんせん、それらの大系を示すだけの全体図がつかめていない…。

 要はポイントを掴むためのコツがほしいところで、上記の2冊で解決できればよいかなと考えている。


 つまりは、ここまでするには、プロファイルの分析を日頃から行う事が多いだけに、できるだけ誤診を避けたいからにある。


 無論、現在進めている、「人格障害者から受ける被害から身を守るために」のデータ作成は引き続き取り上げる予定にしている。

posted by 0≠素子 at 21:11| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

こういうときに困る話

 何度か判断基準がそれぞれ異なり統一されていない事は毎に何度か話した事があるかと思う。

 実は、前に仕入れておいたNancy McWilliams『パーソナリティ障害の診断と治療』に目を通しているのだが、本
書はDSM-IIIの判断基準で理論展開されており、DSM-IV-TRとは大幅に判断基準が違うことに絶句している。

 構造理論的にパーソナリティ障害をみていくといった内容だったので仕入れたのだが言われるほどはない。特に序盤の生命保険の話…。初心者用に崩して文系で説明されているから、自分にはきつい。

 何故きついのかと言えば、人=生体構造のメカニズムとして理解しているからだ。

 さらに、文学のようなデザイン監修であるからかな。と言うかレイアウトか…。自分には読みにくかった。

 尤も、日頃は論文や専門テキストしか読んでいないからだろう。

 「カプラン・臨床精神医学テキスト〜DSM-IV-TR診断基準の臨床への展開」のほうがより構造理論的であるが、この場合、あっちからこっちからと関連する因子を自分でかき集めなければならない。

 見るところ信頼性は、DSM-IV-TRの方が高い。


 実際、診断基準の違いについて、例えば、DSM-VとDSM-IVの違いや、DSM-IVとDSM-IV-TRとの違いについて考察された専門家の論文にはいくつか眼を通していて、特に診断が難しい種のものは、DSM-Vでは誤診される可能性が多くあり、DSM-IVでも誤診されることを指摘していた。DSM-IV-TRでも問題はまだ改善されていないと言う。

 で、ICD-10はDSM-IV-TRと基本的には変わらないが、DSM-IV-TRのほうがより詳細となる。


 で…。随分と判断基準も内容も違うんですが…。

 特にシゾイドが違う…。というのは判断基準がまったく逆なのである。

 頭が痛い…。

 話によれば、1980年、DSM-Vの出版に伴い、大部分の分析家がシゾイド・スペクトラム別の可能性、もしくは、一般的なシゾイド的主題の副次的な変異体と見なして幾つかの状態が、DSMにおいてカテゴリとして登場した。この決定には複雑な理論的諸問題が影響していたが、その一つは、特定のシゾイド状態の性質についての古くからの論争を繰り返している、最近の見解の相違を反映したものであった。たいていの分析的臨床家は今もシゾイド人格障害統合失調症型、そして回避性パーソナリティ障害という診断をシゾイド性格の非精神的バージョンと見なし、統合失調症、統合失調様障害、そして統合失調−感情障害という診断をシゾイド機能の精神病水準と見なし続けていると言う。

 なるほど…。

 因みに、初版は2005年9月20日である。

 で、診断についてのデメリットやリスクが発生する可能性の想定は、正しいことを著者は言っている。

 そう。診断基準はラベルである。だから小分けにする必要がある。出来るなら胎児期からの環境を踏まえての、乳幼児の発達から、能力獲得時期のレベル分けで、行ったほうがよいと思う。

 どうにも、統合失調系列のものは、一貫性がある説がなく、曖昧なものが多い。

posted by 0≠素子 at 13:40| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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