2009年02月13日

DSM-IV-TRの性的欲求の障害

### DSM-IV-TR 302.71
  性的欲求低下障害の診断基準 ###

A. 性的空想と性的活動に対する欲求の持続的または反復的な不足(または欠如)、不足または欠如の判断は、臨床家が年齢および個人の生活の状況など性機能に影響する要因を考慮して行う。

B. その障害によって著しい苦痛または対人関係上の困難が生じている。

C. 性機能不全は、他のI軸障害(他の性機能不全を除く)ではうまく説明されないし、物質(例:乱用薬物、投薬)または他の一般身体疾患の直接的な生理学的作用のみによるものではない。

▼病型を特定せよ
生来型
獲得型

▼病型を特製せよ
全般型
状況型

▼特定せよ
心理的要因によるもの
混合性要因によるもの

*(「DSM-IV-TR 精神疾患の診断・統計マニュアル第4版、本文改訂版」「Diagnostic and Statistical Munual of Mental Disorders, 4th edition, Text Revision : DSM-IV-TR」より転載)

 性的欲求の障害は『性的活動の欲求と性的空想と性的活動に対する欲求の欠如または不足』と特徴付けられる「性的欲求の障害」と『性的伴侶と性的接触の全てに対する嫌悪および回避』と特徴付けられる「性嫌悪障害」の2つに分けられる。

### DSM-IV-TR 302.79
  性嫌悪障害の診断基準 ###

A. 性的伴侶と性器による性的接触のすべて(またはほとんどすべて)を持続的、または、ほとんどすべて)を持続的または反復的に極端に嫌悪し回避すること。

B. その障害によって著しい苦痛、または対人関係上の困難が生じている。

C. 性機能不全は、他のI軸障害(他の性機能不全を除く)ではうまく説明できない。

▼病型を特定せよ
生来型
獲得型

▼病型を特製せよ
全般型
状況型

▼特定せよ
心理的要因によるもの
混合性要因によるもの


*(「DSM-IV-TR 精神疾患の診断・統計マニュアル第4版、本文改訂版」「Diagnostic and Statistical Munual of Mental Disorders, 4th edition, Text Revision : DSM-IV-TR」より転載)

 性的欲求低下障害は性嫌悪症よりも一般的で、また男性よりも女性の方が多い。

 性的欲求の障害には、さまざまな要因が関係している。性的欲求の障害を持った人の中には、性交渉に対する無意識の恐怖から身を守るために、性的欲求を抑制する人もいる。

 フロイトは、性的欲求低下を、精神・性発達上の男根期における抑制よエディプス葛藤を解決できなかった結果として概念化している。中には発達過程の男根期に留まり、膣を恐れ、それに近づくと去勢されるかもしれないと信じている男性もいる。フロイトはそれを「歯を持った膣(vaginna dentata)」と呼んだ。

 欲望の欠如はまた、慢性的なストレスや不安あるいはうつ病の結果生じうる。


posted by 0≠素子 at 01:45| 性に関する障害について(一般対象) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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