2008年06月26日

重度に至った性機能障害が〔自殺傾向〕を引き起こす

 前に『科学データで見たプロファイル』というものを取り上げたが、胎児期から幼児期の間にDV環境にあると、『被虐待児になるとどうなるのか?』で取り上げたように、被虐待児に至った子供は発達障害を呈する。

 先にあげた科学データに漏れず、自身にも乳幼児期から幼児期の間には〔自殺傾向〕が出ており、自身の場合には、『幼児期の〔自殺傾向〕を示す行動パターンが止まったメカニズム』で示した流れで、『内在している〔自殺傾向〕は止まるのか?』といった問題を抱えるようになる。

 自身の場合、典型的な被虐待児であった父の障害の影響と経済的な生活苦の環境によって被虐待児に至り、父親からは〔祖母がそうだったように「悪い子」として嫌われ〕一切の愛情を受けていないので、逆エディプスコンプレックスも体験していないことから、〔異性に関する対応の認知障害発達〕を発生したのが原因で、未発達となった部分がある。即ち、〔未発達のまま〕、或いは、〔発達障害〕があるまま成長するに至っている。

 このような場合、成長過程の中で、しかも、通学するような環境になった頃から、しばしば〔異性に対応できない〕といった現象を引き起こすようになるが、それは、胎児期までの〔心的外傷を受けた傷〕にフラッシュバックする傾向にあることから対応できないのだが、それと同時に〔本来は愛情を受けられるべき「愛情を受けられることができなかったこと」、即ち「愛着障害」〕を同時に引き起こすことから、〔異性に対応できない〕といった現象が生じ易くなる。

 性嫌悪症などの性機能障害には、〔心的外傷体験〕が原因で障害を引き起こすこともあることがわかっており、一般的に挙げられやすいのが、性的な心的外傷体験が上げられるが、性的な心的外傷体験がなくても、厳格な家庭で育ったにしても、性機能障害を引き起こすようになる。

 即ち、〔被虐待児に至った体験での障害〕や〔発達障害〕を抱えたまま生きていくことになることから、成長過程の体験の中で〔心的外傷体験〕をいくつも体験していく中で、性機能障害を引き起こすようになる。

 その要因は、大まかに大別すれば、〔自身が抱えている障害によって生じた心的外傷体験〕と〔環境にいる周りの異性からの「性的な心的外傷体験」〕に分けられ、生きていく中で、経験値が積み重なっていった結果、〔重度の「性機能障害」を引き起こす〕に至ることがある。

 自身といえば、『今月発売された2点の作品について』で取り上げたように、次のような、重度の性機能障害を持っている。

 自身においては、性機能障害の診断分類でいえば、すべての分類に当てはまる複雑系で、精神的打撃による心因性由来の重度の性機能障害を持っており、しかも@獲得型(その性機能不全が、あるときを契機に現れた、A全般型(その性機能不全が、ある特定の刺激・状況またはパートナーに限られていない)、B心因型(心理的要因による性機能不全)となっている。(参考文献:『セックスレスの精神医学』で権威の安部輝夫医学博士より)

 即ち、具体的に示せば、「とにかく性に関することは何でもイヤ」というもので、経験があっても経験がなくても「イヤでイヤでしょうがない」という症状で、獲得型なので経験値が原因としており、「セックスがない世界へ行きたい」といった状態に至っているため、最も治療が困難とされる症状にある。

 その原因は、〔心的外傷体験〕が原因となっているが、まず、〔成長過程で父親より一切愛情を受けられなかったこと(厳格な家庭環境に育ったこと)〕と、〔それまで出会ってきた異性との関わりで "反社会的な男性が多かった" ことから、「男はみんな同じ」といった、非常に大きな「不振」と「懐疑」があり、「男は欲望を満たすために女を生物以下のモノ扱いにするものだ」〕といったものがある。

 このことから〔性的な好意〕を示されるだけでも、〔近づかれるだけ〕でも、〔性嫌悪症が発生〕し拒絶反応を引き起こす。「死にたくなる」或いは「セックスがない世界へ行きたい」といった症状を引き起こした結果、〔自殺傾向〕を引き起こすことになる。

 厳密に言えば、障害の状態がひどい場合、それまでの流れや立地条件によっては、健全な愛情を示す相手であったとしても、障害を引き起こしている可能性も否定は出来ないかと考えられる。

:このため、自身の場合は、これが認識が出来次第、即「安静の必要性について」その旨を告げて、独りにしてもらい、安静をとることにしている。―このため、安静できる環境が直ぐに整うほど、障害を大きくすることも、障害を悪化させることなく、安定した状態に戻せる。しかし、そのような環境でなかった場合には、更に障害を深刻化させることが多い。しかも、経験したものは蓄積していくものであることから、重度に進行させている場合もあり、更に事態を難しくしている。また、流れによって引き起こされている場合には、特に、事態を混沌と化させ易い状態に至る。このことから、その度に説明が要されるが、説明する中でフラッシュバックを引き起こすことさえもある。)

 このような状態からも考察すれば、実際に、最も障害を治すことが出来ない障害症状であることがわかる。


 一例として、以下に1つずつその根拠を示すことにする。

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2008年06月23日

性を拒む女性たち

 「性嫌悪症」「性交陣痛症」「膣けいれん」は、病態としては別のものに分類されるが、いずれも性を拒否するという心理や認知行動は共通するものである。

 『セックスレスの精神医学』で権威の安部輝夫医学博士は、この疾患を拒食症になぞって、「拒性症」と名付けたという。

 この「拒性症」とは、カプランが1987年に著書の中で「 sexual avoidance syndrome 」としてまとめた疾患群の和訳に当たる。

 疾患はそれぞれ異なるが、これは表現の形が違うだけで、底辺にあるものは共通している。


(フラッシュバックのため、嫌気がさしたので中断する)
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2008年06月18日

有用だと考えられるnature誌のデータ

 本ブログの趣旨において、有用だと考えられるnature誌で報告されたデータを下記に示す。

### Nature - Data Base ###
脳:体性感覚皮質単一ニューロン刺激の行動への反映
』 - science discovery (2006-06-18)
 おそらく、このメカニズムはC-PTSDやPTSD、トラウマなどにも関連するメカニズムだと考えられる。自身の臨床においては、これと同等の現象が確認できている。
脳:バレル皮質に対する少数の光学的微小刺激により学習行動が駆動される』 - science discovery (2006-06-19)
 ハワード・ヒューズ医学研究所およびコールド・スプリング・ハーバー研究所(米)の研究によるもの。微小刺激によって、ある群のニューロンの活動と知覚・認識機能との因果関係は確立できるが、微小刺激を受けたニューロンの数や細胞の種類、誘発された活動電位の数などまで確定することは難しいことから、この研究では不確定要素部分についての研究が行われている。それは画期的なものであるが、こういったものは、C-PTSDやトラウマ、PTSDといった作用にも関連するかもしれないと見ている。
神経:錐体ニューロン樹状突起での局所的な動的シナプス学習規則』 - science discovery (2006-06-16)
 ハワード・ヒューズ医学研究所およびコールド・スプリング・ハーバー研究所(米)の研究によるもの。この手研究では同研究所がトップレベルのようである。自身の経験値によれば研究者らの予測は的中していると考えている。また、C-PTSDといった場合には、これらの過程を経て重度に進行していると考えられる。


 ストックされたものから探し出してUpdeteしているところなので、週間科学論文誌で過去に報告されてきた有用な情報を挙げるには時間がかかるだろうが、見つけ次第、付加して再更新する予定にしている。
posted by 0≠素子 at 23:29| Comment(0) | nature 誌による Date Base | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月14日

女性の性障害

 女性の性機能障害で多いのは、「性嫌悪症」「性交疼痛症」「オルガスム障害」「膣痙攣」である。

 1980年代から現在までのデータを大まかに相場を上げると、次のようになるだろうと思う。

### 女性の性機能障害で多いもの ###
1.「性嫌悪症」・・・・・・50%
2.「性交疼痛症」・・・・・25%
3.「オルガスム障害」・・・15%
4.「膣痙攣」・・・・・・・10%

 これらは、「ICD-10」や「DSM-W-TR」では、それぞれ独立した別の疾患と分類されているが、臨床の場で実際の症例を見ていると、分類が困難であったり、それぞれの合併症や移行例も見られ、なかなか複雑であるという。

 女性の性障害についての概要は、前回の『女性性機能障害(FSD)について』で取り上げたが、ここでは主訴が何か、メインになっている疾患は何かで分類している。


 女性の性機能障害である場合は、男性の性機能障害に比べ、複雑なものになっていることは、前回の『セックスレスの病型分類』でもとりあげた。女性の性機能障害については、『女性性機能障害(FSD)について』で取り上げた。

 『セックスレスの精神医学』で権威の安部輝夫医学博士は、女性の姓障害について、本書で次のような注意点について触れていた。

 また、膣痙攣は「膣の外三分の一の筋層に不随意性のれん縮があり…」と定義されており、内診のできない精神科医にとっては確定診断の出来ない疾患である。

 しかし、膣痙攣は心身症、つまり、「からだに現れる心の病気」であるから、婦人科との連携をもちながらの治療が必要になってくる。

 但し、精神科医と産婦人科との連携を持ちながらの治療が現実的で可能であるかどうかは、自身は専門家ではないので、そこのところはよくわからない。おそらく、提携を持った病院でなければ難しいかと思われる。

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posted by 0≠素子 at 23:15| Comment(0) | 性に関する障害について(一般対象) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

暴力のサイクル(1)

 ベイラー医科大学・テキサス小児病院の〔子供のトラウマ回復プログラムのディレクターであるブルース・D・ペリーは、『暴力の起源』についての論文を提示しているが「暴力のサイクル」についても触れている。(暴力のサイクル ―― Bruce Perry, "The Vortrex of Violence : How Children Adapt and Survive in a Violent World," ChiildTrauma Academy, Parent and Caregiver Education Series, ed. B. D. Perry, CIVITAS Child Trauma Programs, Dept. of Psychiatry and Behavioral Scienes, Baylor College of Medicine, Texas Children's Hospital. [ Maltreated Children : Experience, Brain Development and the Next Generation - New York : W. W. Norton, 2000)の一部を改定したもの ] )

 医学博士であるトーマス・バーニー博士の著書『胎児は知っている母親のこころ―子どもにトラウマを与えない妊娠期・出産・子育ての科学 (単行本) 』で、「暴力のサイクル」において、米国の子供たちについて、取り上げられていたので、ざっと調べてみた。

 米国で犯罪が多発する州というのは、海外テレビドラマや映画などで大方その周辺の治安を知ることが出来る。米国の報道番組でも知ることが出来る。また、〔米国で犯罪が最も多発する州が4州ある〕ということは「米国の犯罪が多発する4州で、服役者のGPSの監視システムの導入する」という報道で知っていたが、簡単に調べてみるだけでも、米国の犯罪多発地域を調べてみれば、『【安全対策基礎データ】- 外務省』を見るだけでも、国内全体に多様化していることがわかる。

 いわば、米国のどの州においても、犯罪率が高く、発生する犯罪の多くは、一定の犯罪多発地域に集中している。米国といえば『同時多発テロ』が起こったあの惨劇はまだ記憶に新しいかと思う。現在の米国といえば、テロを防止するためにシステムが導入されているのは知っているが、検索して見つけた企業のプレリリース『HITACHI:セキュアプラザ 米国ホームランドセキュリティ最新動向概要』を見ると、どれだけ暴力が多発しやすい環境であるのかがわかる。

 バーニー博士は次のように展開する。「現代の子供たちは、暴力の文化を当たり前のように感じているかもしれない。どれだけ多くのアメリカの子供が、世界貿易センターの2つのタワーが崩壊するシーンを、少なくともテレビで目撃しただろうか。どれだけ多くの子供が、いつか空から攻撃されるかもしれない、郵便物に病原菌が入っているかもしれない、さらには、隣に住む誰かから襲われるかもしれない、と思っているだろうか。私たちの臣下の背景となった暴力的環境は、今も私たちと共にある。」という。

 日本では、近年より、特に今世紀に入ってから、暴力を身近で体験するようになったが、米国では〔自由の国〕と讃えつつも、様々な人種が入り混じって生活する環境で貧富の格差が激しいだけに、暴力を身近で体験することは珍しくない。

 シカゴなどの犯罪多発地域に住む子供の30%が、15歳までに殺人事件を目撃し、70%が以上が暴行事件を目撃するという。(James Garbarino, "The American War Zone : What Children Can Tell Us About Living With Violence," Developmental and Behavioral Pediatrics, 16.3:431-435 1995 )

 これを「まるで戦時中のような酷さだ」と博士はいうが、まさしく、それだ。といった感じである。戦時中とは、極端な自己防衛本能やアドレナリンの過剰発生で、殺人や暴行事件を平気でやってしまう。傍目から見れば、狂ったような行動を取ることがある。その、戦時中と同じだと考えると、論理上の矛盾を感じてしまうが、それが育児放棄や虐待された返しだと考えれば、自然に理解できるだろう。

 国立精神保健研究所の調べによれば、ワシントンDCの〔ほどほどにっ暴力的な〕地域では5年生と6年生の43%が路上強盗を目撃している。アメリカの歓楽街では、大人だけでなく子供も、日常的に銃を所持することが当然のように受け入れられている。こうした社会で生きる子供たちはたいてい貧しく、育児放棄や虐待を受けている率も極めて高い。また、家庭で父親が不在であったり、うつや薬物乱用のためにろくに子育ての出来ない親と暮らしていたり、無教養な親に育てられていることも多く、働くあてのない親に育てられていることも多い。( L. Richters and W. Salzman, "Survey of Children's exposure to community violence" - Bethesda, Maryland : National Institute of Mental Health, 1990. )

 テレビの世界や地域社会そのものに、これほど暴力があふれているのにかかわらず、アメリカで最も暴力が多発している場所は、やはり、なんとも家の中である。そして、ティーンエイジャーや大人が犯す略奪的な犯罪は、しばしば幼い頃の家庭での体験に端を発している。

 即ち、「ティーンエイジャーや大人が犯す略奪的な犯罪は、しばしば幼い頃の家庭での体験に端を発している。」とは、幼い頃に家庭で体験した「C-PTSDやトラウマのフラッシュバック」で発生していることを示唆するものである。

 子供時代の最悪な体験とは、〔恐怖の中で純粋培養〕されること、つまり、DV環境で被虐待児になると脳の破壊や神経系の損傷され、C-PTSDやPTSDなどの後遺症が残る他、成長段階の次第では数々の発達障害を引き起こすことから、〔永久に脳を変えられてしまうことにある〕からだ。

 こうなってしまった場合、脳や自律神経系、条件反射など、いたるところまで、生体構造自体が、生活環境で築かれたもので、土台から環境に合わせて変えられているので、たとえ心理面上においては、「それを行うことは犯罪であって許されない」とはわかっていても、歯止めが利くわけでもない。

 たとえ、分子生物学からのホルモン物質の調整を行ってもさほど効くわけでもなく、認知行動療法を用いて、知識や技術を身につけてノウハウを獲得しても、社会環境に戻されれば、同じように事件を引き起こしてしまうこともあるだろう。

 こうして、ダメージを受けた子供は、世代から世代へと、受け継がれる暴力のサイクルに入っていく。そのサイクルは、〔かつての被害者が加害者になる〕というメカニズムから、〔不幸な子供に育てた親を育てた親から〕育てられると〔犯罪を起こしやすい因子を持つ子供に育つ〕となるので、〔三世代1パック〕でそのサイクルが周ると考えてよいだろう。

 暴力についての起源の考察は、『暴力の起源』で行ってきたが、つまりは、ヒトは未発達で生まれてくるだけに、社会に適応して生きていくように人間として育てるのは、それだけ非常に難しいということであって、少なくとも、放っていても育つような種の生物ではないということだ。


 バーニー博士の本書にあたっては「暴力のサイクル」について6ページほど説明が記述されているが、自身の視点による「暴力のサイクル」についての考察は、実は、まだホンの序の口にあたる。ちょうど切が良いので、本日の考察はこれまでとする。

 次に、「暴力を起こすのは何のせいか」について考えていく。

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2008年06月13日

セックスレスの病型分類

 『セックスレスの精神医学』で権威の安部輝夫医学博士によれば、「セックスレスの背後には、いくつかの心理的な原因が考えられる。」という。

 例えば、男性であれば、EDや早漏など、見た目上では身体的な問題と見なされがちな原因でも、深く探っていくと、何らかの心因が隠されていることがある、という。女性であれば、FSDや性嫌悪症などがこれまで多くあったが、女性の場合は『女性性機能障害(FSD)について』で取り上げたように、原因は心因性のものが殆どとされるが、実際は複雑な要素で成り立っていることが多い。

 セックス・セラピーは、問題と見なされる原因となる何らかの心因を探っていくことが目的の一つとされているが、まず、セックスレスを引き起こす性障害は、次の3つの障害に分けられる。

### セックスレスの病型分類 ###

@ 性欲相の障害
 性的な欲望が障害されている症例で、〔性欲低下障害〕と〔性嫌悪症〕とに分けられる。

A 興奮相の障害
 男性ではED、女性では膣潤滑不全、いわゆる「濡れない」ことである。

B オルガスム相の障害
 男性では膣内射精傷害を主とする遅漏と早漏。女性ではオルガスム障害、即ち快感が得られない現象である。

 これらの分類は、カプランによって分類された「性の三相概念」が提唱されたもので、DSM-Vよりその三相概念は性障害分類の理論的基盤となった。

 性欲相の障害はDSM-IIIにより性的欲求の抑制(Inhibited Sexual Desire)として疾患単位で定義つけられ、DSM-V-Rではさらに性的欲求低下障害(Hypoactive Sexual Desire Disorder)と性嫌悪障害(Sexual Aversion Disorder)の二疾患へと分類され、DSM-W)へと至っているらしい。(参考:『杏野丈ホームページ - 2000年の「臨床精神医学講座S4摂食障害・性障害」に収められた論文』) 

 この三相での障害が一つでもあればセックスレスに成り得る、と安部博士は言う。場合によっては、複数、或いは、三相にわたってすべてが障害されていることもある、という。

 これらの性障害は、現在精神医学で用いられているアメリカでの診断基準「DSM-W-TR」に従い、いずれも次のような病型に分類できる。

### 安部博士が分類したセックスレスの病型分類 ###

@ 生来型 / 獲得型
〔生来型〕
 その性機能不全が、初めての生態圏からずっと存在している場合。
〔獲得型〕
 その性機能不全が、ある時を契機に現れた場合。

A 全般型 / 状況型
〔全般型〕
 その性機能不全が、ある特定の刺激・状況、または、パートナーに限られていない場合。
〔状況型〕 
 その性機能不全が、ある特定の刺激・状況、または、パートナーに限られている場合。

B 心因型 / 複合型
〔心因型〕
 心理的要因による性機能不全。
〔複合型〕
 心理要因の他に、身体疾患や薬物などが関与している場合。

 本書によれば、どの性機能障害であっても、@ABのいずれかの病型に分類されることになっている、という。


 自身の経験値上から言えば、『女性性機能障害(FSD)について』で取り上げたように、女性の性機能障害の場合は、非常にデリケートで、過去の経験値が原因で、些細なことでも障害が生じるため、もっと複雑な要因で作用しているものだろうと考察している。


 ネット上にある情報を調べてみれば、男性性機能障害についての専門知識の情報が多いのにくらべ、女性性機能障害についての専門知識の情報が少ないので、このカテゴリーでは、主に女性性機能障害について取り上げていこうと思う。



### 関連記事 ###
一般:『女性性機能障害(FSD)について
個人:『今後のリサーチ活動について

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暴力の起源

 1997年に『暴力の起源』についての論文が発表された。(B. D. Perry , "Incubated in Terror : Neurodevel-opmental Factrors in the 'Cycle of Violence.' " [ Children, Youth and Violence : The Search for Solutions, ed. J. Osofsky - New York : Guiford Press, 1977, p,124-148 ])

 「人間という種の成功の鍵は脳の柔軟性にあった」とする説は、現在の生物学系では知られる有力説である。このため、ディスカバリーチャンネルなどの科学系番組や教養番組などでは、今世紀に入ってからよく引用されているので、ご存知の方も多いかと思う。

 DNAイブを辿ればアフリカの一人の女性から発生したと考えられているヒトは、ヒト科(Hominidae)のうち、ヒト上科(Hominoidea)に位置づけられている。(参考:『ヒト科 - Wikipedia』)

 「人間という種の成功の鍵は脳の柔軟性にあった」ということはどういうことなのか? ヒトは二足歩行になったからか未熟児の状態で未発達で生まれてくる。シマウマなどの他の動物に比べれば3年の歳月を経過しなければ同等のシステムを獲得することが出来ない。このため、ヒトは環境によって脳はそれにあわせて作られる。

 厳密に言えば、脳を持つ生物は皆そうなのだが、どの哺乳類よりもヒトは未発達状態で生まれ、ヒト科(Hominidae)に分類されるヒトに近い亜種のチンパンジー亜科同類のサルよりもヒトは未発達状態で生まれる。このため二足歩行が原因ではないかとする説が有力説となっている。

 即ち、脳を持つ生物は環境によって脳が作られるからこそ、人間は、アフリカの広大なサバンナや氷河時代の襲来といった様々な条件に耐え抜くことが出来、文明が発達する中で、農耕の厳しさも道具を作る緻密な作業もものとせず活用し、情報伝達に必要な様々な言語の発展や、文字を発展させることが出来た。しかし、歴史の始めの頃には、ヒトも野生動物たちと同じ環境下で、危険を切り抜けるための能力があったはずで、この能力があったからこそ、生物進化の流れの中で生存競争に勝ち得てきたことである。

 言葉を言い換えれば、この「危険を切り抜けるための能力」とは、つまりは、「自己防衛本能から生じる攻撃性」なのであるが、現在、人間が暴力を振るうのは、進化の過程で必要とされたこの能力の表れであって、生体のメカニズム上では「自己防衛本能から生じる攻撃性」にあたる。


 暴力とそれが子供に与える影響を理解しようとするなら、歴史を遡って考えてみればよくわかる。

 25万年ほど前、私たちの祖先である数千人のホモサピエンスがアフリカを出て、何世代もわたって各地に住み着き、やがて地球の姿を変えていった。ホモサピエンスのこの成功は、脳の柔軟性に負うところが大きい。それは「脳を持つ生物は環境によって脳が作られる」という柔軟性があるからこそ、多様な環境に適応し、世代から世代と情報を受け継ぎ、(生物学的名要請ではなく、文明が生んだ)文化の要請に応じて進化することが出来た。

 それは脊椎動物の祖先のピカイアがそうであったように、環境での生存競争においては弱者の位置であったがために能力を獲得して進化していったものかもしれない。

 このような脳がなければ、人間が地球を支配することはまずなかったと考えられる。何故なら、歴史を振り返れば常に、地球環境内での人間の生活は予想の付かないものであったはずだったからである。たとえれば、「自然災害」「極端な気候」「野生動物からの襲撃」「疫病」「他の人間からの攻撃」などに耐えながら、私たちの祖先は、地球環境というこの気まくれで残酷で情け容赦のない世界を生き抜いてきた。

 因みに、脳を作るのは経験値である。即ち、脳を作るのに必要なのは体験であり、体験することによって学び能力を獲得してきた。そして、そのうちの体験の一つが「暴力」である。私たちの祖先にとってその体験こそが暴力だった、という話である。

 この話は、「自己防衛本能から生じる攻撃性」と考えれば理解しやすいかと思う。自己防衛本能は、暴力の被害を受けたときに、そのショックで、それは生じる。この自己防衛本能は、実は、PTSDやC-PTSDなどに関連付けられて攻撃性が生じる。それらの動きはヒトだけでなく、イヌでもネコでも他の野生動物でも見られる現象である。そこを考えれば、こういったメカニズムは、哺乳類にある基本的なメカニズムと考えてよいかと思う。


 医学博士であるトーマス・バーニー博士の著書『胎児は知っている母親のこころ―子どもにトラウマを与えない妊娠期・出産・子育ての科学 (単行本) 』の中に、「暴力の起源」について、ベイラー医科大学・テキサス小児病院の〔子供のトラウマ回復プログラムのディレクターであるブルース・D・ペリーが述べた一説に対しての考察が記述されていたので、自分の科学的な知見を交えて考察してみよう。

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2008年06月12日

攻撃的な子供たち

 医学博士であるトーマス・バーニー博士の著書『胎児は知っている母親のこころ―子どもにトラウマを与えない妊娠期・出産・子育ての科学 (単行本) 』によれば、「子供は機能不全の家庭と崩壊しかけた社会環境で育つと、怒りを自分でなく他人に向ける率が著しく高くなる」という。

 勿論、これは、十分に愛情を受けられずに発達障害を引き起こしていた場合に生じるもので、同じ条件値でも、自分がそうだったように、片親だけでも十二分な愛情を受けて育っていた場合には、必然的に怒りを他人に向ける率が著しく低くなり、怒りを自分に向ける率が著しく高くなる、といった物理がある。

 ただ自分が経験したような、そういったケースが少なく、十分に愛情を受けられずに発達障害を引き起こすケースの比率が著しく高くなるため、「怒りを自分でなく他人に向ける率が著しく高くなる」という話である。


 多数の研究が共通に示すところによれば、虐待を受けている子供は、虐待を受けていない子供よりも、幼児期からの反社会性障害や行動障害の発生率が遥かに高い。

 また、子供時代に虐待または育児放棄を受けた人は、そうでない人よりも「少年犯罪」「成人犯罪」「暴力犯罪」で逮捕されている率が高い。(Drothy Otnow Lewis, "From Abuse to Violence : Psychoshysiological Consequences of Maltreatment" Journal of the American Academy of Child and Adolescent Psychiatry 31 : 383-391 1992 ; "Child delinquents who later commit murder" Psychiatric News,21 June 1985)

 さらに、女性よりも男性の方が「少年犯罪」「成人犯罪」「暴力犯罪」を犯しやすいというデータもある。


 本書のCopyrightを見れば、2002年となっており、日本での初版第1発行が平成19年4月25日(2007)となっている状態での「近年」…つまり、1990年代当たりの話になるが、本書によれば、不幸なことに、10歳前後の子供による暴力犯罪が国境を越えて増加している」という。

 近年、少年による暴力的犯罪や、精神的な犯罪が爆発的に存在しているが、こういった犯罪のメカニズムは、米国では盛んに研究されてきた分野で、あらゆる分野の科学からのメスが入り、研究が進めれ続けている。

 80年代には行動科学という分野の学問が登場し、行政ではFBI内部に行動科学課の捜査員を配置し、行動科学から導き出したプロファイルで対応していた。この頃には、冷酷で残忍な加害者が、かつては被害者であったことがわかっていた。それとは別に、受刑者を被験者として研究を行う、といった、あらゆる分野の科学からのメスが入り、研究が進めれてきたが、その研究内容はディスカバリーチャンネルなどのサイエンス番組で特集番組で取り上げられてきた。実質のところ、分子科学の技術を用いて、ホルモン調整することによって行動を抑える方法で治まった人々もいれば、認知行動療法を用いて知識や技術を獲得してノウハウを得た人物でも社会に出れば対応できないことを認識していた受刑者もいた。

 過去には、こうした犯罪傾向は遺伝子に由来するという考え方が優勢だった。それは確かに間違いではなく、遺伝子の影響がないわけではない。しかし、新たな研究から、出生前と出世以後二、三年のネガティブな環境によって、病気や障害のリスクが跳ね上がるのが明らかになった、という。

 ### 環境によって生じる病気や障害のリスク ###

・うつを患っている親は、子供の脳に失望と絶望のための配線を施しやすくなる。

・育児放棄された子供、たえず愚弄された子供は、「不安」「うつ」「精神病」をはじめとする様々な障害を起こしやすくなる。

・ストレスや虐待が極端になると、脳の情緒調節スイッチが切り替わり、「反社会的行動」「爆発的な怒り」「暴力犯罪」を始動させることがある。

・虐待が極端になれば、健全そのものの脳でもダメージを受けることがある。


 しかし、同じ理由によって、遺伝的に精神病にかかりやすい子供や、出生前または出生時に心の傷を受けた子供も、愛されて大切に育てられることによって、不幸な運命から救われる可能性は十分にある。

 即ち、被虐待児であったのなら引き起こされたであろう不幸な運命から救われる…とは、おそらく、自分のようなことを指すのだと考えられた。

 つまり、自身の場合は、受けた分のC-PTSDやトラウマを持ちつつも、十二分の愛情と認知行動学習法(物事を理解できるように育てる)で育ててくれた母の存在があったお陰で『被虐待児になるとどうなるのか?』で取り上げたような、起こるであろう発達障害を引き起こさずに回避できたという話である。だから、これに挙げられた発達障害は引き起こしていない。

 しかし、C-PTSDやトラウマに関する障害はあり、父親から愛情を受けられなかったことが由来する未発達部分や発達障害はある。が、虐待されたことで発生するこれらの発達障害を回避できた(入り口止まりで回避できた)というのは非常に大きい。

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2008年06月11日

内在している〔自殺傾向〕は止まるのか?

 それは、科学専門書に目を通しながら、秋葉原連続殺傷事件についての報道を見ていて気がついたことだが、自身が〔自殺傾向〕から発生してしまう〔逸脱性のパターン〕を持たずにすんだのは、常に母親の存在があって、その都度母に〔自殺傾向〕を潰すように止められていたからで、その経験値が発生する〔自殺傾向〕を止める因子になっていて、経験値で築かれた〔自殺傾向防止因子〕によって〔自殺傾向〕を止めていた(ストッパーになっていた)ということである。

 それがどんなに大きかったことがわかっただけに、それに気がついた昨日、すぐに感謝がてらに母に電話した。それは、その時に母と会話した中の話だが、世間話程度に秋葉原連続殺傷事件についての話題をしたときに、母から「もしあれが自分の娘だったら、自分は狂うぞ」といわれた。

 その発言のエネルギーは非常に大きかっただけに、これを言われたときに、思わず「やっぱり、自分は死ねないぞ」と思った。それは、幼児期から何度も体験したことであるが、初老にもなろうかという大の大人になっても、母の〔子の自殺傾向防止機能〕は大きな質量のエネルギーを持って機能していた。

 加藤被害者の認知行動の流れというのは、被虐待児であった場合に発生するメカニズム上のパターンで、特に男性に出やすいものであるが、認知行動パターンは違っても、その基本的な流れの構造は、被虐待児なら誰でもある基本構造である。このため、自身にとっては、胎児期のときに形成した〔自殺傾向〕をもって生まれてしまったので、この〔自殺傾向〕をどう回避させるのが問題だった。

 しかし、母というのは子を失うということについての恐怖があるらしく、これを説明する中で、母は「もし死なれたら生きていけない」と大きな質量のエネルギーを持って発言していた。

 そこで気がついたのが、生まれたときから自分に〔自殺傾向〕があったことについてのトラウマを自身が子供の頃に植えつけていたことである。

 それとなく話を聞いてみると、自身が生まれてからの子育ての段階で、子である自身に〔自殺傾向〕を内在していたことを知っていた上で、目をつけて常に止めていたらしい。

 加えて、仕入れた学説を説明している中で、母親が子に与える影響が以下に強いかという話で、説明しなくても「当たり前だ」という答えが返ってきたが、おそらく、これが母の自責傾向に至らしめた要因かと考えられる。

 子である自身の状態次第で、母が自責傾向に陥るパターンは幼児期からわかっていた話なので、母を自責させるわけに行かず、この幼児期の当時から、母を自責させないように、出来る限りの能力を獲得し、成長する努力をするしかなかった。――この現象自体は幼児が見せる〔親の愛情に応える子供の行動パターン〕といった、生物学上では、成長期に親の保護を必要とする動物の生存機能の1つにあたる。

 母との会話は、その後、「父はどうしている?」という話について、母が「父を子育てするように育てている」という会話になったので、電話は笑い話で済んだが、この電話で、自分自身には大きな問題を抱えていることを再認識することになった。

 それは、なぜ母に自責傾向にあったか、なぜ母の監視能力と対応能力がずば抜けて優れていたか、その詳細のそのメカニズムがわかったからだ。(これには、生活苦がある環境の中で、生きる原動力として、子の存在があることを生きがいにしていたと仮定する。)

 それと同時に、自身には発生する〔自殺傾向〕を自己で回避させるノウハウを完全に獲得できていたとしても、自身が内在している〔自殺傾向〕となる因子が少しも治っていないことである。(これについては脳内の理論計算上では、生理機能の問題と心因性のものとの間で、パラドックスを生じさせている)

 胎児期に発生させた〔自殺傾向〕は、生体の基本的なシステムが構築される前の段階のものであるから、基本システムに内在しているアルゴリズムであるため、やはり、生存する限り、条件値が揃えば発生する。

 問題とされるところは、もし、母の存在がなくなれば〔自殺傾向〕が発生する可能性が非常に高くなることである。しかし、厳密には、被虐待児だった障害を残す父がいるので、一人残すわけには行かず、やはり、ここでもストッパーは存在する。その上、小5時の叔父の自殺のトラウマが家族全員にあるので、現実的には、自殺の実現はありえないこととなっている。

 だから、実際に問題とされるところは、内在している〔自殺傾向〕は止まるのか?…に掛かっている。何故なら、これを内在している場合、その傾向に関連することで苦しんでしまうことになるからだ。
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子を被虐待児に至らせてしまった場合の対処法

 生じた問題に対して対処する場合、まず情報収集を行うことが鉄則となる。

 このとき必要とする情報とは、全体図を把握した上で、流れを追って見て対処できるようになるようにするための情報である。

 インシデント・レスポンスについて、これに適切に対応できるようになるには、全体図を把握した上で、メカニズムをよく知ることが肝心となる。物事の成り立ちや流れがわかると、おのずと、どう対処すればよいのかが、わかるようになるのは道理である。

 一番の早道は、まず全体図を把握するように情報収集すると、スケール上で情報が整理でき、大幅の予想が付きやすくなる。その上で、メカニズムを学んでいくと、物事が理解しやすくなる。メカニズムが理解できるようになるには、この過程を踏まなければ、理解できなくなる。

 具体的な物理を理解するには、詳細を見なければならないが、そうすることによって、より精密な対処が出来るようになる。


 本ブログでは、個人研究の流れ上でマイペースで更新しているので、手が回らないということが多いかと思う。このため、問題対処の仕方で困っている方のために、取り急ぎ、参考になりそうなものを取り上げてみた。

 内容は、物理に沿ったものを取り上げているので、科学書やテキストが中心となるので、お堅いイメージがあるだろうが、自身の経験上でいえば、物事の成り立ちを解説されているもののほうが、より具体的で理解しやすいものであったため、その手のものを取り上げている。



▼ 何故、子を被虐待児に至らせてしまったのか?

 まず、最初にぶち当たるのはこのあたりかと思われる。

 自身が結果的に被虐待児に至っていたことを母に打ち明けたとき、母はこれに驚いたが、その過程の道理を説明するだけで理解を示した。母はこの手の書籍を読むことはなかったが、自身が専門書で学んだ知識を説明するするだけで十分だった。

 自分の家庭スケールの場合は、自身の成長過程の中で出ていた障害に対して母が1つ1つ対応してきたノウハウがあったので、流れを説明しただけで理解できたわけだが、父が被虐待児であったために数多くの障害を残しているというもう1つの現実というのがあるので、現在は被虐待児だった父が内在する発達障害などについて、自分の母の場合は、自分を育てることによって積み重ねたノウハウを用いて対応している。

 ノウハウを持ちえている場合には、この2冊で十分であるかと思う。

### 子供を被虐待児に至らしめた物理がわかる書籍 ###


子ども虐待という第四の発達障害 (学研のヒューマンケアブックス) 杉山 登志郎 (2007/4)

 研究結果のデータを元に、一般を対象にした、わかりやすい書籍。

胎児は知っている母親のこころ―子どもにトラウマを与えない妊娠期・出産・子育ての科学 (単行本)
 典型的な科学書であるが、出来る限りの科学データを用い、より具体的に示されている。


▼ 物理の成り立ちを知ろう

 特に物事の成り立ちを知らない人や、どうしてよいのかわからない場合には、曖昧な記述による一般書よりも、物理を具体的に説明された専門のテキストを読んだ方が理解しやすい。

 子供の成長過程については、初期ほど発達の速度が速いので、データの量からすれば、別々に情報を入手した方が詳細が得られる。基礎的な人体のメカニズムが構築されるのは幼児期までで、社会環境を学びながら発達しながら対応パターンを獲得し、性機能のシステムを構築しながら繁殖の準備が行われる、児童期から青少年期にかけては、一冊の医学専門書で補うことも可能となっている。

 下記に取り上げたものの他に、乳幼児から幼児期の発達のメカニズムを説明したものや、児童期から青少年期の発達のメカニズムを説明されたテキストを読むのも良いかと思う。

### 子供の成長過程のメカニズムがわかるテキスト ###
グラフィック乳幼児心理学
「グラフィック学習心理学」〜 行動と認知 〜
「グラフィック社会心理学」


▼ 放送大学で視聴して学ぶ手もある

 自分がよくやっていた方法だが、放送大学の講義を視聴するという手もある。講義を視聴した上で自身に有用とされる講義以外は、視聴することで新しい情報を入手しているので、殆どの人類社会科学系の知識は、視聴することで新しい情報を入手している。

 また、テキストも販売しているので、テキスト購入も可能としている。自身の場合、基礎科学の知識として、自然科学系で改定されたり新しい分野が出来た場合に購入することが多いが、新しく出来た分野が出来た場合にも購入している。自身が商業高校に通っていたことがあって知識を深めるに商業系のテキストも購入してはいる。人文学系は購入することはないが、自身の畑以外の人類社会科学系でも、例えば、新しい分野として研究されている認知行動科学などや医学などの免疫機構などが講義されているものなど、有用とされるテキストも数多く購入している。

 心理学系の知識を学ぶ場合には、人体の生理機能などの人体の構造から学習した上で学ばなければ理解が難しい。何故なら、どこからどこまでが生理現象によるもので、どこからどこまでが心因性であるものかわからないからだ。一般的に心理やパーソナリティに関わる学問だけを見る人々が多いが、人体の構造の知識を得た上で、心理学系を学ぶようにしなければ、誤った知識を持つことになるので、注意が必要である。

 役に立ちそうな関連するものをざっと下記にとりあげた。その量の多さに退いてしまうかもしれないが、このうちで、個人が知識を必要としているものを選ぶだけで十分である。

 まず、気になるものから順に取り掛かればよいかと思う。

### 現在講義されている分で参考となりそうなもの ###
放送大学 授業科目案内 基礎発達心理学('06)
放送大学 授業科目案内 発達と教育の心理学的基盤('05)
放送大学 授業科目案内 社会心理学の基礎と応用('08)
放送大学 授業科目案内 発達心理学特論('07)
放送大学 授業科目案内 家族心理学特論('06)
放送大学 授業科目案内 逸脱行動論('06)
放送大学 授業科目案内 発達障害の教育支援法('06)
放送大学 授業科目案内 生涯学習と自己実現('06)
放送大学 授業科目案内 発達障害児の心と行動('06)

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2008年06月10日

情報交換が出来る場所やワーキングに参加しない理由

 それは、フラッシュバックを引き起こしたり、PTSD因子にもろに直結するからである。

 だから、日頃から医学書や科学専門書などを漁ることが多い。

 何故なら、科学的な知見から入ると、脳の理論計算の座標が科学的知見のスケールになるので、冷静に物理そのものを見ていけるからだ。たとえフラッシュバックを引き起こしても、心因性からのものを少ない質量の発生ですむので、比較的小さなダメージで済むところにある。


 ネット上には、勿論、C-PTSDに関する情報交換できる場所やサバイバーとして努力して活動している人々のサイトなど、沢山あるのだが、その多くは自身にはフラッシュバックさせる因子が多く、C-PTSDを発生させる確立があるので、参加していない。

 そんなことから、医療関係や学会などからのワーキングなども参加していない。

 率直な話、実際はそれほど重度のC-PTSDやトラウマを抱えている、という話になり、フラッシュバックを引き起こしてしまうことや、PTSD因子にもろに直結する現象のほうが、耐え難いほどの非常に辛いものが生じるからである。


 では、日頃は何をやっているのかといえば、nature誌を筆頭とした科学雑誌や、ネット上で入手できる科学データや、学術のテキストなどの情報を元に、自分でいろいろと試して解決法を見つけては、ノウハウとして身につけているのだが、実際の医療技術を調べてみると、自身がいろいろと試して身につけていた技術は、実際に医療技術で使われているものばかりだった^▽^;ヾ

 C-PTSDやトラウマに関する医療技術については、そのうち取り上げることになるかと思う。機会があれば、取り上げる予定にしている。

 その多くの医療技術のうち、音楽療法なるものがあるが、それで得られる効果というのは実は大きい。実を言えば胎児期のときに身につけた対処法で音楽を聴くことによって癒すというものだが、自身の場合は、その当時の時代背景から、StanderdやJAZZのメロディを聴くことによって生きる気力を得ていた。

 どういったときに聞いていたのかといえば、C-PTSDにフラッシュバックしたときや、鬱に陥ったときなど、どうしようもないときには、音楽を聴くことが多い。

 実を言えば、先ほど、ちょうど、そんな機会があったので自身が過去に作ったDTMのSound Dataとそれ専用の自身のブログをコンテンツに取り上げてみた。ヒトが物を作るとその人物の性質がそのまま、ありのままに出るものであるが、ま、自分はこんなところである。
posted by 0≠素子 at 23:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月09日

ふと気がついたこと

 自身が何らかの専門家ではなく、完全なアマチュアでありながらも、このようなサイエンスマニアに至ったのも、〔結果的に至った被虐待児〕であったために生じさせた〔認知発達障害〕や〔C-PTSDやトラウマに関わる障害〕で〔環境で生きていくには難しかったため〕に、〔獲得せざるを得なかった能力〕として、〔客観的に分析して対応する能力〕を必要としたからなのかもしれない。

 生物学の知識で考察すれば、それは〔生物進化〕にあたるものになると想定できるもので、〔能力を獲得した〕ことを示唆するものであるが、母の胎内で自身が発生したときの頃からの流れを考えると、現実という〔ありのままの真実〕は、実に無常なものである。

 自分が生まれてからの流れで言えば、自身が抱える諸問題を解決するために始めたものであるが、先に人類社会学の世界から入って、結果的に科学技術や自然科学の世界に魅せられて、アマチュアのサイエンスマニアに至っている。

 が、それに至ったのも、自身が抱える疑問に対する答えが、いつもそこにあったからにある。


 実のところ、私は頭が悪い。すぐに理解できなかったり、納得できないから、それだけ調べ続けてきただけの話で、積み重ねてきただけ、知識や技術を獲得し得たノウハウに過ぎない。

 だから、いつも脳内のロジック上で、物事の道理として理論計算が成り立つまでは理解できずに固まってしまう。このため、学生当時は知識を理解する上では、1つ1つに対し謎がでてしまうことから、形式だけを教えようとする教師をいつも困らせた。

 そこからすれば、知能自体障害持ちで、高くないと思う。現在自身が持ちえている知識のうち、経済学や社会学といったものは、疑問が出るたびに調べて知識を入手したが、基礎科学については、その多くは、社会に出てから独学で大学レベルの知識を入手することによってやっと獲得できた知識である。

 それまでは理解できていない状態のままで、暗記させる教育方針を是とする時代に育ったから、これに疑問や反感を持った自分は、独学で補うことにしたのが始まりとなる。

 実際のところは、そのようにして補った知識で、やっと獲得できた知識が殆どである。

 だから、実際にIQが高い人物からは(自身の配偶者は兄弟共にIQが高いので、特に夫より)、「お前は頭が悪い」とよく言われるが、「言われるとおり、頭が悪いから、物事の成り立ちを教えてよ」という認知行動が、子供の頃からのお約束のパターンとなる。

 というのは、「自身が頭が悪い」ということに対して「そのだけ時間を掛けてでも、知識や能力を獲得しなればならない」という理論定義が自身にはあるからで、むしろ、経験値によって、<〔無知で引き起こす被害〕の方が〔恐怖〕である>、と、脳内に意義付けてしまっていうところにある。

 勿論、知識を得た時には、その喜びというのは非常に大きい。


 切っ掛けは、〔物理に対する謎〕であったり、〔問題に対処するための行動〕から発生したものだった。

 しかし、物事の成り立ちを知れば知るほど、謎は深まる一方となる。

 だから、魅せられて入り込んでしまった世界なのかもしれない。

posted by 0≠素子 at 23:01| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

幼児期の〔自殺傾向〕を示す行動パターンが止まったメカニズム

 前回の『科学データで見たプロファイル』では、自身には胎児期に形成されたC-PTSDやトラウマで自己殺傷パターンがあったために、胎児期から幼児期の間に、自己殺傷行為を繰り返してきたことを取り上げたが、実際のところを言えば、自殺傾向にあったその行為が止まった過程については、複雑な要素から成り立っていることが想定できるので、これを解析していこうかと思う。
 
 というのは、実のところは、自己殺傷行為が止まったのも複雑なメカニズムであったことに気がついたからだ。

 実質のところは〔生息している環境〕に対して、保護者である父と母はそれぞれ(環境の条件値によって)認知行動するから、子はそれらの影響を受けながら生きていることになるが、その流れの中で(流体的に考えて)、その時の子は(環境の条件値によって)経験値で動くものでもあるから、実質上は複雑なメカニズムで成り立っていたことが想定できるからである。


 今回は、まず始めに、概要について示していこうと思う。

 『科学データで見たプロファイル』では、下記のように簡単に説明した。

例えば、自身には胎児期に形成されたC-PTSDやトラウマで自己殺傷パターンがあるが、この時は、その時できる自己否定で自己殺傷を行うということを行っているが、動き始めてからは、かみそりを持って指を切り落とすなどしたが、その後母に目をつけられたために、何度も自殺行為をしようとして失敗して、しこたま怒られて、怒られる恐怖を覚えてからそれは止まった。2,3歳までの話である。

 しかし、実質は、そのような行動が止まるまでには、自殺行為を行おうとして、母に見つかって、失敗する毎にしこたま怒られることを数多く経験しており、怒られる恐怖を覚えてからそれは止まったが、止まったというのも、母より舌打ちされるだけで止められたから止まっていただけであった。

 その行動に至る起因においては、〔自己否定〕から始まっており、〔自身が出来が悪いこと〕や〔自己存在価値の否定〕から〔自殺傾向〕に走っていた。――そのメカニズムは、1つの認知行動パターンであることを示唆するものである。

 実質上では、自殺傾向を示すようなそのような行動をすれば、「母が悲しむ」ということを学習した時点で、それは止まった。

 しかし、それは、〔自殺傾向を示すようなそのような行動をしなくなっただけ〕であって、〔自殺傾向要素〕は内在しており、目の見えない形で行うようになった。

 即ち、内省の自己殺傷行為で、〔胎児のときに行った自己殺傷方法〕であるが、これは今現在でも生きている〔自身の1つの認知行動パターン〕である。

 「幼児期の〔自殺傾向〕を示す行動パターンが止まったメカニズム」については、それに至る様々な要素で成り立っており、複雑な要因で<〔自殺傾向〕を示す自己殺傷行動>が止まっていることを示すような数多くの記憶が残っている。(これについての詳細は、後日取り上げる。)


 厳密に言えば、『科学データで見たプロファイル』で取り上げたトマス・バーニー博士が著書で取り上げたデータがそう示したように、<〔自殺傾向〕を示す自己殺傷行動>が出ていても、その行動が出ていなくても、基本的に内在されている性質は、同一のものであることが示されているが、この内在している性質がある限りは、それに関わる障害で苦しみ続けながら生きることになる。

 つまり、<〔自殺傾向〕を示す自己殺傷行動>が出ていても、その行動をしなくなる可能性もあれば、その行動が出ていなくても、いつか<〔自殺傾向〕を示す自己殺傷行動>が出てしまう可能性もあり、たとえ、<〔自殺傾向〕を示す自己殺傷行動>が止まっていても、基本的に内在されている性質がある限りは、それに関わる障害で苦しみ続けながら生きることになる。

 今回の自己研究は、このことについては触れない。即ち、内在している性質についての障害などについては、機会があったときに取り上げようと考えている。


 この自己研究においては、「幼児期の〔自殺傾向〕を示す行動パターンが止まったメカニズム」について、これを解析することによって、なぜそれに至ったのかを、これから見て行こうと思う。

posted by 0≠素子 at 21:23| Comment(0) | 個人研究課題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

科学データで見たプロファイル

 医学博士のトーマス・バーニー(Thomas R. Verny, M.D.)は精神科医でハーヴァード大学を始めとしていくつかの大学で教え、現在はサンタ・バーバラ大学院大学で教える傍ら開業医としても診療を続けている。胎内環境と出生直後の状況が新生児の人格形成に与える影響に関する研究の世界的権威として知られる。

 世界的ベストセラとなった『胎児は見ている―最新医学が証した神秘の胎内生活』では、胎児にも記憶や感情があることを著した進歩的な本で、できる限り科学的根拠に基づいて説を展開したものであったことから、世界に衝撃を与えた。

 『胎児は知っている母親のこころ―子どもにトラウマを与えない妊娠期・出産・子育ての科学 (単行本) 』では、個人の性格や認知行動といったものには、脳や神経系が作られる〔妊娠期〕と未発達で生まれる〔出産〕、環境から学びながら体を動かすためのシステムが作られる〔乳幼児〕から、脳の基礎的なシステムが形成される〔幼児期〕など、子育ての行い方によって、或いは環境によって大きく影響されることを、できる限り科学的根拠に基づいて説を展開したもので、その多くは、学会で出た臨床結果の報告や多くの研究者の研究結果のデータも根拠として示し説明されている。

 ここで驚くのは、ヒトの人格形成というのは、環境と母親の状態との条件値が同じである場合、同じケースの認知行動パターンのケースが出るということで、本書で説明されているデータは、自身のパターンは自身の体験と一致する。

 例えば、自身には胎児期に形成されたC-PTSDやトラウマで自己殺傷パターンがあるが、この時は、その時できる自己否定で自己殺傷を行うということを行っているが、動き始めてからは、かみそりを持って指を切り落とすなどしたが、その後母に目をつけられたために、何度も自殺行為をしようとして失敗して、しこたま怒られて、怒られる恐怖を覚えてからそれは止まった。2,3歳までの話である。

 本書では学会に出席していたとき、マサチューセッツ大学の小児科医であるペリハン・ローゼンタールという医師に、過去五年間に治療に当たった自殺傾向のある二歳半から四歳の子供八人についての報告が行われたことが取り上げられている。

 一般的には認められなかった話は自分も知っていたので、報告内容は驚くものとなった。

 つまり、「自分ひとりではなかった。」ということであって、それは条件値が揃えば誰でも引き起こされることがわかったからである。

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2008年06月08日

アスペルガー症候群の定義に一貫性がないのは何故!?

 可視上では、「アスペルガー症候群」のような行動を自身がしているため、「アスペルガー症候群について」調べてみたが、医療機関のレベルでこんなに曖昧なことであっていいものだろうか…。

 残念ながら、「アスペルガー症候群」の定義には一貫性がないどころか、「高機能自閉症・アスペルガー症候群」と一色田にした説明で明確に記述されたものもあり、酷い場合は「高機能自閉症」と「アスペルガー症候群」を同一視して「アスペルガー症候群(高機能自閉症)」定義されている、といった社会には困った現象になっているのがわかった。

 ネットで調べてみると、知識の混乱で、中には、整理されていないこの規定に困っている人がいるのも多く見た。

 同じ科学の世界でも、自然科学の世界では、必ず検証を踏んで整理しているので、こんな混乱は、まずない話である。

 「アスペルガー症候群の定義に一貫性がないのは何故!?」…と、思わずシャウトしたのは、私だけではないはずだ。

 因みに、〔障害診断基準〕だけでもこれだけ違う。

### DSM−IV 障害診断基準 ###
高機能自閉症 (HA) とは? - 親の会「けやき」
『<
a href="http://www1.plala.or.jp/santa/mikawa/sindan.html" target="_blank">アスペルガー症候群・障害診断基準 - 星の子倶楽部』
DSM-IV-TRのアスペルガー障害の診断基準 - 井出草平氏のブログ

 学術の定義で、これだけ差があるのも珍しい。

 リサーチする中で、参考になったデータは、上記の他に下記のものだった。

### 参考となったデータ ##
アスペルガー障害の診断率は減ってるいるのではないか - 井出草平氏のブログ
アスペルガー症候群 - Wikipedia
高機能自閉症とアスペルガー症候群・解説
高機能自閉症とアスペルガー症候群 - 日本自閉症協会
アスペルガー症候群と高機能自閉症 - てっちゃん通信』


 これらのデータを参考にするところ、ひょっとしたら、アスペルガー自身が見た見てきた被験者と同じ可能性があるため、確認のために、
アスペルガー症候群と高機能自閉症―その基礎的理解のために (単行本)』に目を通してみようかな…。と思っているところである。

 しかし、自身の成長過程の状態から物事の道理を追ってみると、「これに該当しないのではないか?」とか、「この"アスペルガー症候群"自体そのものがまだよく判らない状態なんじゃないだろうか?」とかいった考察が浮かんでくる。

 とはいえ、たとえまだ明確にわからず研究が進んでなかったにしても、これだけ散漫とした学術の規定は珍しい。

 これらの有用なデータ提供をしていただいた方々には「Specil Thanks」を送りたい。


 因みに、「自身が"アスペルガー症候群"に該当しないのではないか?」と思ったのは、次のような理由がある。

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posted by 0≠素子 at 14:52| Comment(0) | 疑問(MEMO) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

女性性機能障害(FSD)について

 性機能障害については、〔性に関する障害関連リンク集〕に有用な情報だと思われるものを付加しているので、詳細はリンク先を参照していただくとして…。

 性交渉において、女性に苦痛がある、または、満足の得られない状態を女性性機能障害(FSD)と言いう。

 この女性性機能障害には、その主だった諸症状として、「性嫌悪症」「性興奮障害」「オーガズム障害」などがそれに当たる。

 これらは現在、疾患として見なされ、精神医学で用いられている診断基準であるICD−10(国際疾病分類・精神および行動の障害/WHO)、DSM-IV(精神・神経障害の診断・統計マニュアル/アメリカ)で分類・定義されている。

 尚、精神医学での参考となりそうなデータでば、ネット上では「赤城高原ホスピタル」の『性障害』で確認することが可能。

 
 日本では男性の性機能障害(ED)のうち〔勃起障害〕がクローズアップされ、一般的に語られ始めたのに対し、女性の性機能障害については最近話題になり始めたばかりで、まだ情報も少なく、そのメカニズムさえ具体的に示されたものがあまりないため、国内の人口量からすれば、存在そのものもあまり知られていないであろうと想定できる。また、女性の性機能障害についての研究は最近学会内で報告されている程度で、研究自体はまだあまり進んでいない。

 実のところ、『日本性機能学会』というものがある。しかし、ごく内輪で研究が進められており、そのメカニズムというものについては、女性の性機能障害だけでなく、男性性機能障害でさえ、学術上の情報を入手することは難しい。

 ネット上にあるその殆どは、営利目的で運営されているところが殆どで、現実的には、それらの方法では、障害を回避させることは難しい。

 
 女性性機能障害である場合は、女性ひとりひとりの身体的・精神的状態で症状が異なる上、女性のデリケートな「からだ」と「こころ」が絡み合い、症状を複雑にしているため、障害を改善させるには多岐にわたる問題を解決しなければ回避されないことが想定できる。

 また、パートナーのEDが女性性機能障害を引き起こし、逆に女性性機能障害がEDの原因となっている場合も数多くあることがわかっている。

 このことから、これを改善するには、精神医学系の医療機関の手助け得て、パートナーの両者が対応のノウハウを獲得することが必要になるであろうし、たとえ医療機関を頼らずとも、知識や方法を得ることの他に、相互で協力し理解を深めながら、パートナーの両者が対応のノウハウを獲得することが必要になるであろう、と私は考察している。



### 参考資料 ###
女性医師の友 | 最近興味ある話題:FSD(女性性機能障害)
市場調査報告書:女性の性機能障害
女性の性機能障害 / 2005年の医師調査報告書 ◆発行日: 2007年6月6日
骨盤の外科の後の女性の性の機能障害: 神経倹約の外科のための場所があるか。
女性の性機能障害の治療及び女性の性機能障害の治療に有用な化合物の同定方法

posted by 0≠素子 at 07:54| Comment(0) | 性に関する障害について(一般対象) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月07日

地震災害によるPTSDの場合

 M6.0以上の地震災害を受けたときに生じさせたPTSDの場合、地震発生時の揺れに対し、【生存危機】を感じたときに、その時の受けたショックのままを記憶させるが、これを体験した場合、しばらくは、地震の揺れに対してフラッシュバック現象を引き起こす。

 地震災害時に受けたPTSDの場合、心理に一切関係なく、生理的にな現象で、地震の揺れに対して、PTSDを形成した当時の【生存危機】を受けたショックの記憶が、条件反射のように、フラッシュバック現象が発生するようになる。

 大地震である場合、本震だけに止まらず、しばらく余震が続くものであるので、余震が多く引き起こされる場合には、PTSDのフラッシュバックを引き起こす回数もそれだけ多くなるだけ、PTSDを重度に進行させるため、「何度フラッシュバックさせたか?」によって〔PTSDの度合い〕が左右されるものとなる、と考察している。


 PTSDは心因性が由来する現象ではなく、環境で受けた〔生理〕上で受けた〔"神経系のショック"に関するものをそのまま記憶されるもの〕であるので、何度もフラッシュバックでPTSDを発生させた場合には、そのPTSD因子にはその都度加算された記憶でフラッシュバック現象が生じるようになるが、このフラッシュバック現象には、その都度、一致するフラッシュバック要素分だけのフラッシュバック現象が生じるようになる。

 これを厳密に言えば、〔地震災害によるPTSD〕という1つのPTSDに対し、そのPTSD因子にはその都度経験値の情報が蓄積されていく。このため、経験値で築かれていくPTSDの情報は経験値によって加算されていく形になる。

 フラッシュバック現象には、その都度、一致するフラッシュバック要素分だけのフラッシュバック現象が生じるようになるが、このフラッシュバック現象が発生するメカニズムは、その時の〔1つのPTSD〕に内在している各要素の数値の値に左右され、その時の〔1つのPTSD〕に内在している各要素の数値で〔一致する〕と認められる要素分だけのフラッシュバック現象が生じるようになる。


 PTSDが形成された場合、PTSD形成以降に、これを五感の情報伝達によって〔ショックと一致する条件値〕と〔脳〕が感知すれば、PTSDを形成したその時の受けた【生存危機】のショックと同等のフラッシュバック現象を引き起こすようになるが、フラッシュバックを経験以降は、吐き気などの障害を生み出すようになり、体調不良に至るようになる。

 自身の経験値である場合、2004年の福岡西方沖地震が発生時以降それが生じ、それ以降、揺れに対して、フラッシュバック現象を引き起こすようになるが、2008年度に入った時点で、地震の揺れに対してのPTSDの障害が発生しなくなったのを確認している。

 このことを考えれば、PTSDの場合、PTSDが発生以降、その環境下でフラッシュバックを引き起こさない期間が長期間持続できれば、生理上のシステムでは自己防衛本能を発生させる必要とされる条件値ではないため、PTSDの障害が発生しなくなる、と考えるのが妥当だと考えられる。

 何故なら、もし、生存中に、M6.0以上の地震を体験することがあれば、地震で受けたPTSD因子にフラッシュバックする可能性が高いことが考えられるからだ。


 しかし、だからといって、フラッシュバック現象が引き起こされることを気にしていては、PTSD因子に内在されている各要素の数値を高めてしまうので、実際に同類のPTSD因子を形成したりフラッシュバック現象を起こした時には、1つのPTSD因子の質量を重度にさせてしまうことになるので要注意となる。

 実質上では、人体の構造上では、PTSDの障害は、脳だけではなく、交感神経や副交感神経といった自律神経系にも影響を及ぼし、〔生理のシステムからのストレス〕と〔生理現象から影響される心理のからのストレス〕の循環から、最終的には自律神経系を不安定にさせ、ストレスの影響から免疫システムにも影響を及ぼす。また、ストレスの場合は、個人の内在している疾病因子を発生させる可能性が高くなる。

 即ち、そういった流れを繰り返すだけ、PTSDを悪化させるだけでなく、身体においても体調不調に至らしめ、心理においても心因性の疾患を発生させることになる。

 このことから、如何にPTSDを発生させてしまった場合、これを内在している人間にとって、自身の内在している〔PTSDに関連するものについて〕の〔知識〕や〔それに対応するための対応方法〕を〔ノウハウとして獲得すること〕がどれだけ重要であるかは、言うまでもない。

 但し、医療のガイドライン面上においては、PTSDを発生させさせている個人については、個人の性質の差があるため、これを個人に獲得させるには、個々に合うように対応しなければなざるを得ないという現実があるかと想定している。実質上では(現実的には)、形式上の定義だけでは、適切な対応は非常に難しいかと思われる。実際では、ストレスがかからない状態で、ノウハウを獲得できるようにしなければならないと考えられるからだ。


 自身の場合、医療機関に頼ることはなかったが、専門的な知識やノウハウを持ちえている状態で、置かれた環境下の条件下では、地震に対するPTSD因子に繋がらなくなるまで4年を有した。

posted by 0≠素子 at 23:06| Comment(0) | PTSDについての考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

被虐待児のPTSDの場合、PTSD治療ガイドラインの適用は有効なのか?

 つまり、被虐待児のC-PTSDとは別の要因で、PTSDが形成された場合、PTSD治療ガイドラインの適用は有効なのか?

 これについては、要は、作られたPTSD因子が、C-PTSD因子にに繋がるものなのか、そうでないものかで大きく分かれてくるかと考えられるので、実際に実例を取り上げて考察した方が良いかもしれない。

 これについて、後日考えてみようと思う。
posted by 0≠素子 at 08:47| Comment(0) | 疑問(MEMO) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

PTSD治療ガイドラインについて

 調べによれば、『PTSD治療ガイドライン―エビデンスに基づいた治療戦略 (単行本)』というものが、金剛出版より2005年04月に発売されたらしい。

 「MARC」データベースによれば、国際トラウマティック・ストレス学会理事会が1997年に設置した「PTSD治療ガイドライン特別作業班」により作成された治療ガイドラインを収録。PTSDのケアに携わるすべての精神保健専門職に必携のハンドブックとして専門課程で推薦されている。

### 目次 ###
序論
診断と評価
第1部 PTSD治療へのアプローチ―文献のレビュー
 心理的デブリーフィング
 認知行動療法
 薬物療法
 児童思春期の治療 ほか
第2部 治療ガイドライン
 心理的デブリーフィング
 認知行動療法
 薬物療法
 児童思春期の治療 ほか

 内容は2部編成に分類されており、「第I部 PTSD治療へのアプローチ」ではPTSDに関する代表的な文献を紹介。同時にそれらの妥当性を検証し、推奨の度合いを決定付けている。「第II部 治療ガイドライン」では、第I部で紹介した文献を要約し、「認知行動療法」「集団療法」「芸術療法」などの治療法や技法において、段階的評価で示す形でガイドラインにまとめている。

 日本トラウマティック・ストレス学会ではこの文献を筆頭とした論文を参考に、『PTSDの治療薬処方の手引き』を製作し、情報を公開している。

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posted by 0≠素子 at 06:50| Comment(0) | C-PTSDについて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月06日

今後のリサーチ活動について

 一度削除してしまったブログをニューリアルした本ブログであるので、〔本題となるC-PTSDについての各自己研究データ〕や〔自身のプロファイル〕をまだ取り上げていない状態となっているが、現在自身が直面している非常に深刻な問題に至っている問題として、重度の性嫌悪症が更に深刻化していることが確認されたため、まず先にそれを回避するためのリサーチをすることに至った。

 性嫌悪症といえば、調べによれば、その原因とするものが、精神的障害や、心因性のほかに、生体システムの損傷や、医療の術後の後遺症や、薬物でも生じることがわかっており、その原因とされるのは多様な要因があることがわかったので、これについては、後日レポートにまとめて取り上げることにしよう。

 自身の場合の性嫌悪症といえば、性機能障害に関連する、心因性の障害…というより、そのメカニズムは典型的なC-PTSDの障害から引き起こされた現象そのものであるのだが、可視上の症状では、性嫌悪症に綺麗に当てはまる。

 厳密には、それまでの環境での経験値で生じるようになった〔C-PTSDやトラウマの障害〕から始まり、反復のDV体験から〔性機能障害〕を体験した末に生じた〔性嫌悪症〕となっている。

 これを何度も反復的に体験する状態を長期間曝されたために、重度の〔性嫌悪症〕に至り、現在ではその極限状態に至っている。


 その由来は、胎児期に発生した重度のC-PTSDやトラウマから始まった各障害を土台となる軸に、生後からの従来の積み重ねてきたC-PTSDやトラウマの積み重ねから至った重度のC-PTSDやトラウマによる障害が極限に至ったために些細なことで容易に障害を引き起こさせる原因となっている。

 そのストーリーの流れを追っていけば、〔結果的に被虐待児となってしまったC-PTSDやトラウマ〕や〔被虐待児だったために生じる障害で引き起こされた幼児期までの認知発達障害〕を根本の原因としたものであるが、構造的にはロジック上で繋がった1つのフラッシュバック因子の障害で、それまでの環境内での経験値によって築かれた異性に関するもので形成された〔C-PTSDやトラウマ因子〕が重度化したために発生している障害となる。

 〔"根本となる原因としたもの"の各障害〕に〔ロジック上で繋がった1つのフラッシュバック因子の障害〕とするこの後者の発現因子は、〔更に積み重なって構築された結果、更に重度のC-PTSDやトラウマを形成しており、そのフラッシュバック因子は多岐にわたる〕。このため、ネット環境においても視覚といった情報を通して脳内で容易にフラッシュバックしてしまうことから、重度にいたっていた〔性嫌悪症〕を更に深刻化させてしまっているらしい。


 そこで、これに対応するに科学の分野からメスを入れることによって、フラッシュバック因子に繋がりにくい脳内環境を構築する実験を行うことにした。

 即ち、〔リサーチや自己研究〕と平衡に〔臨床実験や認知行動療法〕を同時にやってしまおうというものである。
 
 何故そうするのかにおいては、問題が発生した場合、速やかに対処した方が、内外の被害を最小に抑えることができるからである。


 勿論、自身が発生させる障害の状態は、ほんの些細な視覚情報でも容易にフラッシュバックするだけに、明らかに私生活に支障が出るため、少なくとも、深刻な問題となる。

 具体的に言えば、C-PTSDやトラウマ由来の〔性嫌悪症〕に見られるような障害が極端に発生しているからだ。

 だから、〔女性性機能障害(FSD)〕を扱った専門情報でも、性行為を勧めたり、性行為を勧誘するような情報でも、極端な嫌気の拒絶が容易に発生する。

 たとえ〔深刻な問題〕として改善する必要があると重々認識してはいても、性行為に関するものに対して、極端な嫌気の拒絶が容易に発生するので、見た目〔性嫌悪症〕で、その各症状が発現するだが、明らかにC-PTSDの障害だと思う。

 実質のところ、ごく純粋な愛情からきたものや、性欲の気を感知しない場合には障害が生じないこともあることから、何がそれを引き起こすのかの詳細については、ミクロレベルの因子について、よく調べてみる必要が考えられるため、追ってみていこうと考えている。


 この流れから、〔性に関する障害に因んだ関連リンク〕をブログに付加し、参考となりそうなデータをUPしている。
posted by 0≠素子 at 17:18| Comment(0) | 性に関する障害について(個人対象) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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